吉谷桂子ガーデンデザイナーの英歴や大学に職歴は！園芸スタイルと影響を受けた英国の手法は！

吉谷桂子（よしや・けいこ）さんは英国園芸研究家、ガーデン＆プロダクトデザイナーです。

じっくり観察眼と美意識で、「自然と調和した庭の季節」をテーマに多様なガーデン空間を創り続け、

彼女のガーデンデザインは、ごとに変化する自然の美しさを反映させる点が特徴であり、

特にローメンテナンスでサステナブルな庭づくりを重要視しています。​

また、現代の都市公園や公共空間に「エコロジカルな機能性」や「アート性」を調和させたモデルガーデンなども進めており、

例えば代々木公園の「クラウド」は、空や森と一体となるデザインや、日本独自の植物を多用する実験的な植栽など、都市と自然の共生を実現した典型例です。​

英国滞在時に培ったこの場の園芸知識や美の感覚を忘れず、帰国後はテレビ・雑誌など幅広いメディアで自身のガーデン哲学やライフスタイルを発信。

公共庭園の設計監修や園芸用品のプロダクトデザインでも活躍し、広大な層に園芸の魅力を伝え続けています。​

吉谷桂子（よしや・けいこ）さんの経歴

職業：英国園芸研究家、ガーデン＆プロダクトデザイナー

誕生日：1955年12月25日 生まれ

出身地：東京都新宿区

出身大学：日本大学芸術学部美術学科ヴィジュアルデザイン科

夫：吉谷博光（よしや・ひろみつ）氏　　建築家

子供：長男

ブログ：http://blog.iris-gardening.com/

インスタグラム：keikoyoshiya

職歴

・（株）GKインダストリアル研究所に勤務

・その後フリーランスのプロダクトデザイナーとして活動

主な作品

無印良品

資生堂化粧品パッケージ

CDジャケットデザイン（細野晴臣・大貫妙子 ほか）

・広告美術ディレクターとしても活動

西武百貨店ディスプレイ

二期会オペラ舞台美術

TVCF：’90 JAL沖縄、ナショナル画王 ほか

・1992年に渡英、約7年間英国で生活

300カ所以上の英国・ヨーロッパの庭園を訪問

帰国後、ガーデンライフの楽しみを提案

・帰国後の主な活動

百貨店・集合住宅のガーデンデザイン

国際バラとガーデニングショウ

第1回〜第18回（2016年）および第20回（2018年）　　　　　　　　　まで企画ガーデンデザイン

日本各地で講演会を開催

・公共ガーデンのデザイン実績

箱根サン＝テグジュペリ星の王子さまミュージアム

六本木ミッドタウン・ボタニカ

福島 野の花ガーデン

浜松市・はままつフラワーパーク

群馬県・中之条ガーデンズ（スパイラルガーデン、ナチュラルガーデン）

高知県立牧野植物園

丸の内ガーデンショウ

とちぎフラワーパーク

長野県安曇野市ゴーラウンド などのイベントガーデンデザイン

・2018年：静岡県 天浜線プロジェクト開始

・2013〜2018年：渋谷区にて「Shade YOSHIYA KEIKO」主宰（花を愛する女性のアウトフィット）

・2018年〜：北海道・銀河庭園スーパーバイザー

・2020年〜：青山通り おもてなし風景街道 植栽デザイン（NPO渋谷青山景観整備機構）

ボランティアガーデンとして活動

社名（所属）：yoshiya gardens & studio ltd.

HP：
https://www.dinos.co.jp/garden/keiko_yoshiya/

吉谷 桂子さんの著書！

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八ヶ岳農業大学校のガーデンプロジェクト、プレオープンに行ってきた。
吉谷桂子さんデザイン。
とにかく広い。敷地の一面花畑。ここもさわやかな風が心地よい🌿✨ pic.twitter.com/EkcuG3qVeC

— roseblanche (@roseblanche_) June 28, 2025

吉谷桂子さんの園芸スタイルと影響を受けた英国の手法について！

吉谷桂子さんの園芸スタイルは、英国伝統のナチュラリスティック（自然主義的）ガーデンアプローチを基盤としながらも、

日本の気候や環境に適応させた独自の解釈と実践を加えています。

彼女のデザイン哲学は「ロングライフ・ローメンテナンス」を大切に、

メンテナンスが容易で持続可能な庭づくりを目指しており、自然の植物の生命力を信じ、

ほとんど手を入れずに草花が自主的に育つ環境を作ることを重視しています。​

具体的には、英国の「チェルシー・カットバック」という剪定テクニックを取り入れながら、

日本の気温や気候に合わせてタイミングを調整するなど、英国の園芸手法のエッセンスを相談しているのが特徴です。

また、化学薬品を使わずに生物多様性を尊重し、土壌環境の改善や微生物の育成を重視するエコロジカルな植栽システムの導入も大きな特色となっています。​

全体としては、構造デザインの上で、土壌の植え方、育て方を順に考え、

「トライ＆エラー」で気候変動など不安な環境にも対応しながら、自然に寄り添う庭づくりを追求しています。

このアプローチにより、彼女は日本の園芸界を次の​​ステージに導くガーデンエコロジストでもあります。