上羽 瑠美 (うえは・るみ)東京大学 摂食嚥下センター/耳鼻咽喉科・頭頸部外科 准教授です。
上羽 瑠美医師の専門は、喉頭科学・気管食道科学を基盤とした声と嚥下の診療であり、
音声障害や嚥下障害に対する検査・治療を集中的に行っています。
脳卒中や神経筋疾患、重症心身障害児者、小児先天性疾患など、多岐にわたる背景を持つ患者に対し、
嚥下機能評価からリハビリテーション、さらには手術治療まで一貫して関わる点が大きな特徴です。
「食べる楽しみ」を最後まで守ることを重視し、誤嚥防止手術や嚥下機能改善手術など、
複数の術式を組み合わせながら、一人ひとりの生活に即した治療目標を丁寧に設定していく臨床姿勢で知られています。
東京大学医学部附属病院・摂食嚥下センターは、国立大学として初めて正式な診療部門として設立された、
嚥下専門センターであり、その立ち上げと運営の中心人物が上羽 瑠美医師で、
センター長として、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、言語聴覚士など多職種チームをまとめ、
子どもから高齢者までを対象にした包括的な嚥下診療体制を構築しています。
検査結果と全身状態を総合的に判断し、入院中の集中的な嚥下リハビリテーションと手術治療を組み合わせることで、
患者が再び安全に「口から食べる」ことを目指す実践的なセンター運営を行っています。

上羽 瑠美 (うえは・るみ)医師の経歴
職業:東京大学 摂食嚥下センター/耳鼻咽喉科・頭頸部外科 准教授
誕生日:1977年生まれ
出身地:愛媛県松山市
出身大学:奈良県立医科大学医学
学位:医学博士(東京大学)
HP:https://www.h.u-tokyo.ac.jp/
職歴
東大病院研修医、NTT東日本関東病院、都立神経病院、亀田総合病院。
2010年9月より東大病院特任臨床医。
特に脳卒中や神経難病、重症心身障害者の嚥下障害に関わり研修を積む。
2012年University of Michigan (Steven L Kunkel教授)へ留学。
2012年12月より助教。2018年University of California Davis(Peter Belafsky教授)へ留学。
2019年7月より特任講師。
2021年4月より摂食嚥下センター(https://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/enge/)准教授。
委員歴
2025年 – 現在日本音声言語医学会, 社療委員会 委員長
2024年 – 現在日本嚥下医学会, 編集委員
2023年 – 現在日本嚥下医学会, 用語委員会委員
2022年 – 現在日本喉頭科学会, 評議員
2022年 – 現在日本気管食道科学会, 幹事
2022年 – 現在Frontiers in Surgery, Associate editor
2022年 – 現在日本鼻科学会, 学術委員
2022年 – 現在日本鼻科学会, 学会誌編集委員
2022年 – 現在日本音声言語医学会, 評議員
2022年 – 現在日本気管食道科学会, 評議員
2022年 – 現在日本嚥下医学会, 評議員
2021年 – 現在日本嚥下医学会, 幹事
2020年 – 現在日本耳鼻咽喉科学会, 学術部英文誌委員会委員(Auris Nasus Larynx: Associate editor)
2020年 – 現在日本摂食嚥下リハビリテーション学会, 評議員
上羽 瑠美医師の著書!
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📣【拡散希望】
当院摂食嚥下センター長の上羽瑠美先生が「情熱大陸」に出演します!摂食嚥下障害で悩む患者さんに向き合ってきた、高い技術、深く広い知識、そして尽きない情熱。“食べる”を支える医療があること、外科手術という選択肢があることを、ぜひ多くの方に知って頂きたいです。…— Asako Kaneoka(兼岡麻子) (@asakokaneoka) January 12, 2026
上羽 瑠美医師の研究活動と学術的影響力は!
臨床だけでなく、上羽 瑠美医師は嚥下・喉頭領域および鼻科領域の研究にも精力的で、臨床研究と基礎研究の双方を手がけています。
嗅上皮の恒常性に対する喫煙・アレルギー・ウイルス感染・加齢の影響、喫煙による喉頭分泌の変化、
造影剤誤嚥による肺障害、食品テクスチャーと嚥下動態、喉頭乳頭腫の遺伝子発現解析など、
テーマは多岐にわたり、耳鼻咽喉科領域の新たな知見を発信し続けています。
新型コロナウイルス感染症に関連した嗅覚障害の機序解明など、国際誌に掲載された論文も多く、
日本発の知見を世界に届ける研究者としての側面も強い存在です。
学会活動と社会的発信
上羽 瑠美医師は、日本耳鼻咽喉科学会の英文誌委員や専門医・指導医、日本嚥下医学会幹事、
日本摂食嚥下リハビリテーション学会評議員、日本喉頭科学会編集委員など、多くの学会で要職を務め、
嚥下・喉頭医療の標準づくりや啓発にも深く関わっています。
学会発表や講演会、専門書・一般向け書籍の執筆を通じて、嚥下障害の理解と支援体制の重要性を、
広く社会に伝える役割も担っており、医療者教育と市民啓発の両面で影響力を持つ存在です。
その活動は高く評価され、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の「輝く耳鼻咽喉科女性賞」を受賞するなど、
臨床・研究・教育を通じて耳鼻咽喉科領域に貢献するロールモデルとして位置づけられています。
人柄と患者への向き合い方
上羽 瑠美医師は自らを「喉オタク」と称し、喉や嚥下機能への尽きない探究心と、
食べることへの強い愛着を公言しており、その情熱が診療・研究の原動力になっています。
「食べられなくなってしまった患者の役に立ちたい」という思いから、一見困難な症例に対しても、
複数の手術法やリハビリを組み合わせて可能性を探り続ける粘り強さが特徴です。
患者と家族の生活背景や「どう生きたいか」という希望に耳を傾け、単に誤嚥を防ぐだけでなく、
「人生の最後まで食べる楽しみを守る」ことを目標にした、人間味あふれる医療を実践する医師として高く評価されています。

