森坂 拓実(もりさか・ たくみ)株式会社ユニバーサル園芸社 代表取締役会長・代表取締役社長 安部豪氏です。
設立は1974年(昭和49年)2月1日で、グリーンレンタル事業、小売事業(ガーデンセンター、カフェ、店舗)、
生花事業、ランドスケープ事業、ギフト事業、造花装飾人工樹事業、ネット販売事業、卸売り事業、植物生産事業、海外事業等と拡大しています。
森坂 拓実会長は、「園芸」という一見ニッチに見える分野から、世界一の園芸会社を目指すという大胆で長期的なビジョンを掲げ続けているリーダーで、
売上規模や利益水準などの数値目標を明確に示しながらも、それらを単純な数字としてではなく、
「業界の存在感を高め、社員の成長と誇りをしっかり評価」として注目している点が特徴です。
リーダーとしての森坂 拓実会長は、現場感覚と長期戦略の両方を重んじるタイプで、
業界の実務に精通しながらも、M&Aや多角化など成長投資に積極的な姿勢を見せてきました。
社員に対しては「学び続ける」と「挑戦を楽しむ気持ち」を求めるスタイルで、単純指示指示ではなく、
理念や目標を共有し、共に上のステージを目指すパートナーとして向き合う姿が各種インタビューから察せます。

森坂 拓実(もりさか・ たくみ)会長の経歴
役職:株式会社ユニバーサル園芸社 代表取締役会長
誕生日:1948年1月28日生まれ
出身地:福井県
出身校:非公開
職歴
1959年に小学6年夏、父の仕事の関係で千葉県に引越し。
1960年 に 中学・高校ともに千葉県で卒業。
高校時代によく山登りをして植物が好きだった。
1966年に千葉県柏市の常盤ガーデンに入社。
1967年に 大阪市の大阪植物園に入社。
1968年に 大阪府茨木市でユニバース園芸創業。
1974年に (株)ユニバーサル園芸社に改名設立。
1994年に 東京進出( 関東60%・関西30%・海外10%)。
2008年に 海外進出(上海・アメリカ・シンガポール、現在 6 起点)。
2010年に M&A開始(現在国内10社・海外5社)。
2012年に ジャスダック上場。
2015年に ザ・フアーム開設(現状店舗 37店舗)。
2016年に 千葉市稲毛区フレスポ稲毛内に「the Farm UNIVERSAL」&「FARMER’S KITCHEN」をリニューアルOPEN。
2016年に 横浜エリアに進出、事務所開設。
2025年に 米国プラントディテール社よりレンタルグリーン事業を事業譲受により取得。
ユニバーサル園芸社(6061)
オフィスビルやホテル、ショッピングセンターなどに「観賞用植物」をレンタルする事業をしている会社さんです。
成長している市場で、業界最大手。
なのに、PERは13.4倍、ということろがいいと思います。https://t.co/gX03nNJ915 pic.twitter.com/PitNaeU7lc— Milestone (@milestone1994) November 12, 2025
会長としての経営方針とビジョンは!
森坂拓実会長の経営方針とビジョンは、「園芸を軸にした総合環境ビジネスで世界一を目指す」という明確な成長志向と、
「人と組織の成長を大切に企業価値を高める」という人間重視の姿勢が両立している点に特徴があります。
目指す姿・ビジョン
「日本一・世界一の園芸会社」を大切に、レンタルグリーンを核に多角的なグリーンビジネスを展開し続けることを長期ビジョンとしています。
植物を「装飾」ではなく、「働く人の心理環境を整え、空間価値と生産性を高める基盤」という考え方、
オフィス、商業施設、住宅、公共空間までの事業領域を広げる方向性を打ち出しています。
会長としての経営理念
レンタルグリーン事業を収益の柱として磨き込みつ、M&Aや新業態(ショップ・カフェ併設型の「the Farm UNIVERSAL」など)で成長エンジンを増やす「選択と集中+多角化」の考え方を大切にしています。
先行企業として、売上利益やレベルの目標を理解しつつも、「高収益体質」と「健全性」を両立させることを重視し、
無理のない拡大よりも継続的に利益を確保できるビジネスモデルの構築を優先しています。
人材・組織に対する考え方
会長メッセージでは、「成長のある人が主役になれる会社」であることを強調し、
社員の為のチャレンジを支えつつ、若手にも責任ある役割を任せる文化づくりを大切にしています。
採用や教育では、園芸の知識以上に「好奇心」「主体性」「学び続ける姿勢」を重視し、
社員が自ら事業や計画を継続的に進めていく「起業家的な組織」を目指しています。
事業展開の方向性
コア事業であるレンタルグリーンや造園・メンテナンスに加え、ブライダル・商業のグリーンプロデュース、
物販施設・飲食を組み合わせた体験型ガーデンショップなど、BtoBとBtoCを横断する形で「緑との接点」を増やし戦略をとっています。
海外拠点の展開や海外企業との連携にも積極的で、「日本発の園芸ビジネスモデルを世界に広げる」ことを中長期の成長の方向と見据えています。
会長としてのスタンス
自身は創業者でありつつも、「会社は常に発展途上」と何度も見直し、
役員や社員が主体的に新規事業や改善を進める「自走する組織」への変革を見据えて取り組んでいます。
「人生は一度きり」「失敗を恐れず挑戦する」という価値観を経営に取り入れ、
トップ自らがリスクを取って新領域にも踏み込む姿を見せることで、組織全体のチャレンジマインドを引き出すことを重視しています。

