春と言えば、お花見。
テレビでも開花予想を毎年放送するほど、日本人は大好きです。
その上、甘党なら、花より団子というくらい、串にささった三色の団子を思い浮かべる程、定番中の定番です。
花見団子の三色の意味や秋田県の花見団子は四個もあるなど調べて見ました。
画像:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1460015443/
花見団子の三色の意味は?
春と言えば、お花見シーズンでテレビでも開花予想を毎年放送するほど、日本人は大好きです。
その上、甘党なら、花より団子というくらい、串にささった三色の団子を思い浮かべる程、定番中の定番です。
ところで、なぜあの三色の団子は「花見団子」と言われるのか?
なぜお花見の時に食べられるようになったのか、疑問に思ったことはありませんか?
諸説ありますが、その中でも「へ~なるほど!」と合点がいくようなお話をしたいと思います。
⦁ 花見団子の三色の意味は?
花見団子の三色の意味は、桜の移り変わる姿を表現したものだというのが、通説のようです。
食べてゆく順に、まず「ピンク」は桜のつぼみ、
次は「白色」で満開の桜を表し、「草色」は桜の花が花吹雪となって散り落ち、そこに新たに芽吹く葉の姿だと言われています。
む~ん、もっともな言い様ですね。
でも、ちょっと面白くないですね! と言う訳でもう一つの説です。
これは花見団子の考案者のウイットに富んだ発想から来ています。
ピンクは春。 桜のイメージです。 白色は冬。 もちろん雪のイメージです。 そして草色は夏。 新緑が生い茂る夏のイメージです。
でもこれだと三個! この「花見団子」には“秋”がありません。
どうして秋がないのか? その理由は、語呂合わせから来ています。
あきがない。 つまり、食べ飽きない! しかも、あきない(商い)が繁盛する。 というのが理由です。
これこそが、花見団子が三色しかない理由です。 この花見団子の考案者は、かの『豊臣秀吉』でした。
⦁ 花見団子の色の順番はあるの?
ところで色の順番は、桜の移り変わる姿を表現したものとすれば、つぼみのピンク、満開の白色、視力の草色と言うのが最も納得できますね。
何しろ食べていく順番と花の移り変わりが一緒というのは風流じゃありませんか!
という事で、秋がない説では、色の順番を書いた文献は有りませんでした。
新しものが好きな秀吉は「さすが天下人、 凡人とは違うね!」を見せ付けたくて、思いついたのが、花見団子。
誰も見たことが無いような茶菓子として思いついたので、日本の四季と“秋”ない(商い、飽きない)と言うウイットで十分だったのでしょう。
⦁ 花見団子の歴史は?
という事で、ここまでくればお分かりのように、花見団子の発祥は、安土桃山時代にまで遡るという事です。
すでに天下人となっていた豊臣秀吉は、晩年の
1598年の春、京都の醍醐寺三宝院の山麓に700本の桜を移植させ、1,300人を招いて盛大な酒宴を開きました。
のちに「醍醐の花見」と呼ばれるようになりましたが、その宴会では桜の下に集まって賑やかに酒を酌み交わし、秀吉も無礼講で楽しんだと言われています。
その際、お茶菓子として招待客に振る舞われたのが、このカラフルな「花見団子」でした。
きっと秀吉は自慢げに、“秋”がない話を触れ回っていたのでしょうね?
花見団子が庶民に広く食べられるようになったのは、お花見の習慣が定着した江戸時代中期だそうです。
以後、花見団子はお花見のお供としてしたしまれています。
きっと、太閤さんも自慢してるんでしょうね。
⦁ 秋田県横手市の花見団子は四個もあるの?
雪がまだ降りしきる1月中旬から、店頭に並べられるのが、横手市の「花見だんご」。
横手の人達は、花見団子を見ると、いくら雪が降り積もっていても、『春が来たな~』と感ずるそうです。
画像:http://yokote-kimuraya.com/tayori/tayori_no27.htm
横手の花見団子は一串に平ぺったくて丸いお餅が四個並んでいて、羊羹の餡子がたっぷり、かかっているという、この地方ならではのもの。
昔からずっとこの形だそうで、お餅にぴったりと張り付いている羊羹の程よい甘さは、緑茶にサイコーといえそうです。
木村屋 元祖 花見だんご
「木村屋」は創業明治35年で横手のお菓子店舗では老舗中の老舗のお菓子屋です。
「花見だんご」は、大正時代からお菓子で、昔も今も変わらず、美味しいだんごを販売しています。
※2月~5月までの限定商品です
住所:秋田県横手市大町5-23
電話番号:0182-32-0700
(9:00~18:00)
おわりに
色々お話してきましたが、その起源は安土桃山時代の太閤さんに繋がったり、そうかと思えば、
秋田県横手市には四個の花見団子が有るとか、たかが団子、されど団子。 興味深いですね!
ところで、何で四個なんでしょうか? 不思議です。
コメント