五月連休明けなどに学校や職場に行きたくないとか、何となく調子が悪い。
これらを総称して「五月病」と呼びます。
「やる気が起きない」、「食欲がない」、「眠れない」等の初期症状がでてきて、これらをきっかけに徐々に体調が悪化し、欠席や欠勤が続くようになります。
休みをとっても気分がすぐれなかったり、疲れが取れないというときには、五月病を疑ってみる必要があります。
今回は五月病についての理解を深め、連休明けの気分の落ち込みを未然に防ぎましょう。
五月病(ごがつびょう)とは?
五月病は主にストレスが原因で発症します。
受験や就職などの大きな目標を達成したことで、燃え尽き症候群(バーンアウト)のような状態に陥っている人や、
就職や転居などで環境が大きく変わったことで、周りにうまくなじめないという人達は、ストレスをため込みやすいので要注意です。
他にも、性格的に几帳面でまじめ、責任感が強いといったタイプの人達も、一人で抱え込んですべてをきちんとしようとする人達も同様です。
尚、五月病は病院などで使われる正式な病名ではありません。
医学的には、五月病の原因で一番多い病気は適応障害やうつ病といった病気です。
更には計算や暗記が得意で、学生時代には成績優秀だったが、社会に出るとうまくいかないという人はアスペルガー症候群という、発達障害の人である可能性もあります。
五月病の対策や食べ物は?
五月病のようなメンタルヘルスの不調は、脳内伝達物質の「セロトニン」・「ドーパミン」・「ノルアドレナリン」といったホルモンが深くかかわっているといわれています。
とくに「セロトニン」は『幸せホルモン』ともいわれ、気分や感情、精神の安定などに深くかかわり、
『快楽ホルモン』でもある「ドーパミン」、別称『怒りのホルモン』ともいわれる「ノルアドレナリン」の分泌をコントロールし、ポジティブで安定した精神状態を保つ働きがあります。
ですから、五月病の対策法としては、スポーツや趣味など、心から楽しいと思えることに没頭する時間を持つことです。
こうすれば、「セロトニン」が正常に機能し、「ドーパミン」と「ノルアドレナリン」の働きも安定し、仕事にも、遊びにも意欲的に取り組むことができるようになってゆきます。
もうひとつ大切なことは、「セロトニン」を増やす効果のある食事をとることです。
「セロトニン」は、必須アミノ酸のトリプトファンを原料にして生成されますが、
必須アミノ酸は体内では合成されないため、食品やサプリメントから摂取しなくてはなりません。
大豆や大豆製品、牛乳や乳製品、鶏卵、魚卵、青魚や赤身の魚、肉類やレバー類、野菜、果物、ナッツ類(ごま等)が必要な食品です。
和食の伝統的な献立である「一汁三菜」はかなり効果が期待できますが、ただ和食の場合は乳製品が不足して塩分が多くなりがちなので、
それを意識したメニューを考える必要があります。
こうしたメニューを用意して、新しい生活に踏み出したフレッシュマン・フレッシュウーマンを応援してあげましょう。
六月病もあるの?
五月の連休が明けると、ちらほらと「五月病」を耳にしますが、最近では「六月病」に掛かる人が増えてきていると注目されています。
六月病とは、周りの環境が変化することによって、適用しようと緊張状態が続き、
自分でも気付かないうちにストレスや疲労をため込み、徐々に心や体に不調がでてきてを言います。
つまり五月病とほとんど同じですが、大きな特徴は、転職や移動・昇進などをした人や、環境が大きく変化した子供や主婦にもあらわれることです。
おわりに
色々お話してきましたが、まあ~、バーンアウトも無く、几帳面で責任感が強いわけでなく、
且つ、成績優秀な学生でもなかった、“ちゃらんぽらんな〇〇〇達”には、全く無縁な病気ですね!?
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