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日本文化の雑学!「札付き」の「札」や「折り紙付き」の「折り紙」の意味や歴史は?

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日本では昔から「札付きの悪ガキ」といったように一定の基準を超えて素行が悪いひとのことを表すことがあります。

また、爽やかだけど実力は折り紙付きだの「折り紙」とはどこから来ているのか?

日常生活で使っている分には特に気にならないかもしれませんが、この「札」が何を表しているのか知っている人はいるでしょうか。

実は「札付き」という言葉は江戸時代にまで遡ることができるほど歴史がある言葉です。

そこで、今回は「札付き」の歴史と意味、さらに似たような言葉に「折り紙付き」という言葉があるので、そちらもご紹介していきたいと思います。

1・「札付き」の「札」の意味や歴史は?

札付き
江戸時代、現在で言うところの戸籍のことを「人別帳」と呼んでおり、

そこに名前が書かれることで存在証明を表していました。

しかし、素行が悪い人や駆け落ち、犯罪といった悪い行いをされた人物は人別帳から削除され、その削除された状態を「無宿人」となったのです。

この人別帳というのはここまでの説明でもわかる通り、とても重要なものなので、町役人によって厳しく保管されていました。

このように当初は罪を犯したり、親から勘当されたりしたことで名前が外されていましたが、

時が過ぎると徐々に使い方が変化してきて、近い将来人別帳から外されそうな人の名前部分に前もって「札」をつけるようになったわけです。

つまり、「札付き」の「札」というのは問題を起こしそうな人物にあらかじめ貼られていたレッテルということで、そうした人を監視の対象としていました、

2・「折り紙付き」の「折り紙」の意味や歴史は?

次は「札付き」とよく似ている言葉「折り紙付き」について紹介したいと思います。

こちらの意味としては世間で定評を得ていて品質などが確かなものということになりますので、

「札付き」とは逆の言葉になります。

ちなみに「折り紙」というのは平安時代の終わりごろから正式な文書や贈答品の目録として使われてきた横半分に折った紙のことです。

それが江戸時代に入って刀剣や美術品などの鑑定書に用いられるようになって、

品質が確かなものに対しては人の実力といったもの以外にも「折り紙付き」というようになりました。

3・江戸時代から使われている言葉はまだある?

江戸時代から使われている言葉はまだまだ他にも存在します。

例えば若者言葉として世間に浸透している「やばい」という言葉。

これは「すごい」や「魅力的」といった意味合いとしてポジティブな表現としてもネガティブな表現としても使用されていますよね。

国語辞書的にはどちらかというと「具合の悪いさま」「不都合な様」といったようにマイナスな意味合いに捉えているようで、

形容動詞「やば」を形容詞化した言葉として解説されていますが、実はほかにも由来があるので、調べてみると面白いです。

さらに、今ではもう古いかもしれませんが「まじ卍(まじまんじ)」というフレーズを覚えている人はいるでしょうか。

感情が高ぶった時や物事の程度を示す日本語として数年前からインターネット用語として女子中高生を中心として広く使われるようになりました。

2017年にはJC・JK流行語大賞の中でもコトバ部門に入選を果たしています。

若者にとってはある日突然流行しだした言葉のように感じているかもしれませんが、

実は「卍」は江戸時代から使われてきた言葉が変化したものなのです。

気になる方はぜひ調べてみてくださいね。

まとめ

今回は「札付き」と「折り紙付き」、さらに江戸時代から使われている言葉について簡単に紹介しました。

言葉の由来を知っていくと日本語の奥深さや予想もしなかった語源を知ることができてとても面白いので、ぜひ自分でも様々な由来を調べてみると良いと思います。

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