6月28日は「パフェの日」と聞けば、だれでも喫茶店やカフェなどで食べる、あのスイーツの王様、「パフェ」を思い浮かべますよね!
語呂合わせでもない6月28日がなぜ「パフェの日」なのか? 調べてみると面白いことがわかりましたが、それは本文でどうぞ!
パフェは日本にいつからあるの?
冷凍技術がなかった日本で、アイスクリームが作られるようになったのが明治時代。
横浜で「あいすくりん」の製造・販売が始まりました。
富士の氷穴の氷と、函館から取り寄せた牛乳から作られたと言います。
その後明治40年になると三越百貨店の食堂のメニューに「シャーベット」が登場します。
アイスクリームやシャーベットの普及に並行して発展を遂げたのが「パフェ」などの冷たいデザートです。
明治26年に開かれた晩餐会のメニューに記載された「Parfait FUJIYAMA」が記録に残る最も古いパフェだとされています。
両者は並行的に普及していましたが、日本の近代化に併せてアイスクリームも冷たいデザートとしてのパフェも、あっというまに日本人に普及して行きました。
その後、フルーツパーラーと呼ばれる業態が誕生し、果物を使った色々なデザートが考案されてゆき、現在のようなパフェが形づくられてきたと考えられます。
6月28日「パフェの日」の由来は?
パフェの愛好家?とパフェを扱う洋菓子業界が制定した記念日です。
記念日のころの季節には、パフェに使われるメロンなどの果物が多く出回ります。
ですから、この頃はパフェのおいしさ、美しさ、オリジナリティの豊かさなどを、より多くの人々と楽しむことが目的とされています。
ですから、この日にちなんでパフェの割引券を宣伝したり、新作パフェを発表する店舗が多く見られます。
で、なぜ6月28日なのか?です。 これにはパフェと野球の意外な関係というか?まさに「こじ付け」とも言える関係がありました。 それは・・・以下をお読みください!
パフェと野球との関係は?
実は、1950年(昭和25年)6月28日に、プロ野球の巨人軍藤本英雄投手が、
日本プロ野球史上初の「完全試合(パーフェクトゲーム)」を達成したことに因むものだということです。
英語の「完全な(Perfect)」はフランス語で「パフェ(Parfait)」。
フランスでの「パフェ」は卵黄に砂糖や、ホイップクリームを混ぜて型にいれて凍らせたアイスクリーム状の冷菓に冷やした果物を添えて皿で供する冷菓。
ということで、「パーフェクトゲームの日」が転じて「パフェの日」となったようです。
ところで、この完全試合は、青森市営球場で巨人対西日本パイレーツとの試合だったそうです。
ところがこの日、球場には取材記者は居たものの、カメラマンが一人もおらず、結局この記念すべき日の写真は全く残っていない?そうです。
なお、この藤本投手は日本で初めて、スライダーを投球した投手といわれています。
余談ですが、この「パフェの日」以降、完全試合は15回達成されているそうですが、15人目は、平成時代の1994年5月18日に記録されています。
巨人軍の槇原寛己投手で福岡ドームでの巨人対広島戦。
槇原投手は平成時代で唯一の達成者でした。
まとめ
ところで、パフェとサンデーの違いわかります?
パフェはアイスクリームの上に、生クリームやチョコレート、果物などがグラスの上に彩りよく盛り付けられた冷菓です。
サンデーはアイスクリームの上にチョコレートや果実がトッピングされた菓子で、アメリカ人がよく、日曜日に食べていたからその名が付いたということです。
でも、結局、くらべてみると生クリームが入っているのがパフェ、入っていないのがサンデーなのでしょうか?
その境界は曖昧だ!が正解のようです。
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