ボ~としていると、「カユッ!・・・」。
あわてて蚊取り線香をつけても、すぐにはポロっとはいきません。
ブーン・・・ブーン・・・と蚊はやっぱり飛んでいます。
そのうちに、腕や頬(ほほ)に蚊が止まります。
さまざまな“蚊取りグッズ”を使っていても、最後は目の前に蚊が止まってしまったら、やはり、叩きとるのが一番。
ペチッと叩き潰せば、一巻の終わりです。
とくに、人によっては、一緒にいても蚊に刺されやすい人と、比較して蚊にさされにくい人がいるようで、自分がどのタイプかという事も気になります。
それと、先ほどの「ぺちっと一発」で、蚊は退治できても、潰れた蚊の汚れや血液で、真っ白い壁やお気に入りの洋服に大きな“しみ”ができたりもします。
ということで、普段疑問に思っている、蚊に関する幾つかのことについての対策法などをご紹介します。
蚊を気絶させて退治する方法?
蚊が止まったとき、どう退治するか?
蚊を気絶させて退治する方法があります。
やり方はいたって簡単! 手のひらでかるく空洞をつくり、その手で蚊を覆い隠す要領で、蚊を素早く叩きます。
するとその風圧で、蚊が気絶するわけです。
そこで、気絶している隙に素早く摘まんで退治です。
こうすれば、蚊は潰れないので周りを汚すこともありません。
ただし、目覚めるのは結構早いので素手で即、摘まみ、それから包んで捨てます。
逃げられるとかえって悔しさだけが残ります。
刺されやすい人は匂いが原因?
蚊に刺されやすい人と、そうでない人がいることは経験的に分かっていますが、なぜでしょうか?
血を吸う蚊は、産卵期の雌の蚊で、それ以外の蚊は樹液などを吸っているのはご存じの通りです。
蚊が人に寄って来るのは、蚊の触覚に“臭覚受容体”とよばれる「臭いセンサー」をもっており、
これが人の発散する、乳酸やオクテノールなどのニオイに集まるからです。
ですから、この“ニオイ要素の差”が、蚊に刺されやすい人と、そうでない人の『差』に繋がっているようです。
もっともこればかりではなく、蚊に刺されやすい人には共通の特徴があります。
■体温の高い人。 低体温の人に比べ、蚊に刺されやすいと言われます。
■二酸化炭素(CO₂)の排出が多い人。 蚊は二酸化炭素(CO₂)にも誘引されます。
■O型の人。 O>B>AB>Aの順に蚊に刺されやすいと結果が報告されています。
■体臭が強い人。 体臭に含まれる17種類の脂肪酸には、より高い誘因性があると言われています。
お酒を飲んだ人は刺されやすい?
お酒を飲むと、なぜか蚊に刺されることが多いなぁ~と思っている人は多いのでは?
蚊は人の出す二酸化炭素(CO₂)に引き付けられます。
おまけに、お酒を飲むと体内でアルコール分解する動きが活性化され、その結果、呼吸数が通常より多くなり、体温が上がる事となるため、蚊に刺されやすくなります。
また屋外でお酒を飲むと、ついつい気持ちが良くなって、いつもより多く飲んでしまいやすいとか、
夏の日差しで大量に汗をかく。
でも、汗の臭いは蚊を引き寄せます。
ところが汗をかけばビンビンに冷えたビールが旨い。
その結果飲み過ぎCO₂も増え、体温も上がってと、悪循環になりがちです。
服の色関係は?
蚊に刺されやすい色、刺されにくい色があるんです。
蚊に刺されにくい色は「白や黄色の薄くて明るい色」なんです。
蚊は色を判別することはできません。
全て白・黒のモノトーンの世界です。
ですから明度の低い黒などの暗い色を着た人は、圧倒的に蚊に刺されやすくなります。
まとめ
ところで年々、地球温暖化が進むなかで、従来の通常の蚊ばかりでなく、デング熱を媒介する“ヒトスジヤブカ”なんて恐ろしい蚊も増えてきています。
ですから、もしかすると、こんな恐ろしい蚊だったりしたら、「ぺちっと一発」で本当にすんでいるか心配もありますね!?
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