7月3日は「ソフトクリームの日」です。
ソフトクリームは今では全国に様々な地元をアピールしたソフトクリームが販売されております。
チーズケーキソフトクリーム・つや姫ソフトクリーム・ピーナッツソフトクリーム・
カステラソフトクリーム・トマトソフトクリーム・2色の卵ソフトクリーム・びわソフトクリーム
数えきれないご当地ソフトクリームがあります。
その地域で無ければ食べられのが残念ですが。
今回は「ソフトクリームの日」の由来やアイスクリームとソフトクリームの違いなどをご紹介します。
本当?!という話も含まれていますよ。
7月3日は「ソフトクリームの日」の由来は?
昭和26年(1951年)7月4日。
明治神宮外苑で行われた、進駐軍(占領軍)主催の「アメリカ独立記念日」を祝うカーニバルで、
ソフトクリームの模擬店が立ちあげられ、日本で初めてコーンスタイルのソフトクリームが販売されました。
当時の日本人にとっては珍しく、且つ、かっこいい食べ方でした。
ちなみに同年9月8日に、独立後もアメリカの衛星国となることを条件に、
日本は「サンフランシスコ講和条約」に署名し、進駐軍(GHQ)による占領支配から独立しました。
1990年(平成2年)に東京都品川区に事務所を置く「日本ソフトクリーム協議会」
が独立記念日のカーニバル開催の1日前の7月3日を「ソフトクリームの日」に制定しました!?
ソフトクリームは和製英語?
ご存じのように、「ソフトクリーム」は和製英語です。
海外の英語圏で「ソフトクリーム下さい!」と言っても全く通じません。
ちなみに、この言葉を聞いた英語圏の人は「洗顔クリーム?髭剃りクリーム?靴クリーム?この人何言ってんだ?」的な感覚になるそうです。
そこで、「ソフトクリーム」は英語で正しく表現すると、『Soft-serve-ice-cream』。
略して『Soft-serve』です。
なぜこんなことになったかと言えば、日本で最初に食べられていた冷菓は、
キャンデーとかカップアイスとかで、カチンコチンに固いものというのが常識でした。
その後、ソフトクリームの機械が導入され、柔らかなクリーム状の「ソフトクリーム」が登場します。
その結果、硬いアイスではなく、柔らかでクリーム状のアイス、「Soft-cream」が和製英語として定着しました。
アイスクリームとソフトクリームの違いは?
一般的にアイスクリームとソフトクリームの大きな違いは、製品そのものの温度にあります。
固まったアイスクリームが解け始めてくると、より甘く感じるようになります。
実は冷たさの違いによって味覚の感じ方も違ってきます。
アイスクリームは-18℃、ソフトクリームは-5~7℃でちょうどよい味にしています。
同じ冷菓のなかでも、原料の配合や作り方が違うことから、ソフトクリームは「出来立てのアイスクリーム」ともいえるようです。
コーンカップ使用はナゼ?
コーンカップ=アイスクリームコーンは、円錐形の乾燥したペイストリーで、
通常ワッフルの生地に似たウエハースで作られています。
これを使う目的はというと、アイスクリームを手でそのまま握ることができ、
ボウルやスプーンなしで食べることができるという利点があります。
コーンカップを使うのは「ソフトクリーム」に限らず、「アイスクリーム」にもよく使われています。
まとめ
戦後、日本の独立と期を同じくして「ソフトクリーム」が日本に入ってきたと聞くと複雑な気持ちになります。
でも、この独立記念日のカーニバル以降、ソフトクリームは、百貨店で本格的に販売され、急速に広まっていったとか。
西洋文化のほとんどは明治維新に入ってきましたが、ソフトクリームだけは、違っていたようです。
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