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6月の雑学!梅の日(6月6日)の由来は? 梅干が酸っぱい訳や梅の中に天神様が?

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なんで、梅干しは酸っぱいのか考えたことありますか?

あるいは昔々、梅干の種がたまたま割れて、中から紅色に染まった種の芯が出てきたとき、母親から、天神様は食べちゃだめよ! といわれた記憶があります。

いま思うとなんでかな~です。 まさに正真正銘の素朴な疑問です。 今回は、そんな素朴な疑問に対する「答え」を探してみたいと思います。

 

梅の日(6月6日)の由来は?

「梅の日(6月6日)」とは、和歌山県の田辺市やみなべ町などの自治体や“JA”、

および「紀州梅の会(紀州田辺うめ振興協議会)」が制定し、日本記念日協会に申請。

 2006年6月に登録された。

もともとは、室町時代の故事に由来する。

この時、天文14年(1545年)春先、日本中で晴天が続き、作物も育たず、田植えもできない状況であった。

同年4月17日(新暦6月6日)、京都・加茂神社の例祭で、後奈良天皇が梅を奉納して祈ったところ、たちまち雷鳴とともに大雨が降り始め、五穀豊穣をもたらしたと言われています。

 

梅の種類は?

 

梅には500種類以上の品種があると言われますが、その中で、花を観賞する目的で作られた品種を「花梅」、

梅干や梅酒など実を収穫する目的の品種を「実梅」と呼ばれています。

ただし、その境界線はあいまいで、花梅でも実がとれる梅もありますし、花梅と実梅を両立している梅もあります。

 

とはいっても、花梅に付いた実は、もちろん食べることは可能ですが、味においしさがなかったり、種が大きすぎるなど食用には向きません。

 

食用として栽培される実梅は、受粉をしっかり行い、確実に身がつくように手入れしています。

 

梅は、桃や桜よりも一足先に早春を告げる花です。

 

一年の中で最も早く花を咲かせるとして、「百科魁(ひゃっかさきがけ)」とよばれます。

 

お正月の花飾りになるほどですが、実を目的とした実梅は、遅咲きのものがほとんどで、有名な「南高梅」などは2月の中旬ごろから開花を迎えます。

 

基本的に実梅は果実重で分けられており、果実重4g~6gの「甲州小梅」などは小粒品種です。

他に果実重10g~15gの「玉織姫(たまおりひめ)」などは中粒品種。

果実重25g程度の「南高」などは中大粒種で、梅酒にも適しています。

果実重25g~30gの「藤吾郎(とうごろう)」などは特大粒品種でやはり、梅干や梅酒に適しています。

 

梅干が酸っぱい訳は?

 

梅の実には、数種類の酸っぱい成分、すなわち酸味が含まれていて、

レモンで代表されるクエン酸は、レモンの5~6倍含まれています。

ですから、手のひら全体に載るレモンに比べ、手のひらの真ん中にちょこんと載るような梅の実。

それなのに、遥かに多くのクエン酸を含んでいるのですから、酸っぱくって当たり前なんです。

 

しかも梅干は、塩漬けすることにより、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸と言った酸味を多量に含んだ

「梅酢」と呼ばれる水分が表面に流れ出て、さらにその中に漬け込まれることになります。

 

そして、天日干しによって今度は水分がきれいに抜けてしまいます。

酸味が凝縮され、益々酸っぱくなります。

 

梅の中に天神様がいる?

 

梅はバラ科サクラ属の植物で、プラム、ビワ、アーモンドなどはその仲間です。

これらの種の中には硬い皮に包まれた白い中身があり、これを「仁(じん)」と言います。

ところで、天神様と言えば、菅原道真公をさしますが、彼が梅を好んだことから、

彼の死後、信仰の対象になるにつれて、梅の実の「仁(じん)」も、天神様と言われるようになりました。

 

俗に、「梅は食うとも核食うな、中に天神寝てござる」と言って、生梅の種は食べるなという諺(ことわざ)ですが、梅干の核は処理の過程で毒素は無毒化されているので心配はありません。

 

まとめ

クエン酸を筆頭に、有機酸とよばれるこの梅干の酸っぱさは、私たちの体に様々な効能をもたらします。

できるだけ酸っぱい梅干を食べ、天神様食べる方が良いそうです。

がん予防に効果のあるビタミンB17が豊富に含まれているそうです。

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