節分の豆まきは恒例行事ですが、最近は
「恵方巻」を食べるのが習慣になってますね。
しかし「恵方巻」は発祥の地は関西で
「丸かぶり寿司」と呼ばれていました。
江戸時代の終わり頃に、商売繁盛や厄除けを願って大阪の商人たちは節分の日に、
丸かぶり寿司を食べたのです。
全国区になったのはコンビニの「セブンイレブン」が「恵方巻き」と言う名前で全国販売をはじめたのが始まりです。
したがって昔からの節分の縁起の良い食べ物がありますが、地域によっても関東と関西に京都では違いがあるのです。
縁起の良い節分の食べ物は?
①恵方巻
②豆
③いわし
④けんちん汁
⑤こんにゃく
⑥そば
⑦くじら
豆・恵方巻以外にも食べられているのです、なぜ縁起が良いのか調べて見ました。
①恵方巻(関西)
こちらは今や全国区なっており恵方(その年の縁起の良いとされる方向)を向いて食べるという風習があります。
七福神にちなんで、かんぴょう、きゅうり、椎茸、伊達巻、うなぎ、たくあん、高野豆腐など、7種類の具材が入っているが、
スーパーなどでは色んな変わった恵方巻
も出ております。
②豆(落花生は北海道・千葉)
本来は炒った大豆をまくものですが、落花生の産地では、縁起を担いで落花生をまく場所もあるのです。
最近では拾って食べるのも衛生的だという理由で、
落花生にしているところが多くなっております。
③いわし(西日本)
西日本では、節分の日にイワシを食べるそうで、
由来としては鬼はイワシのニオイが嫌いとされており、鬼を追い払うものとし,
節分の日には、イワシを焼いてニオイを強め、頭は柊の枝に刺して、戸口にかけていた。
④けんちん汁(関東の一部)
節分の料理として関東の一部の地方にけんちん汁を食べる風習があるそうです。
「けんちん汁」の由来は鎌倉の「建長寺」と言うお寺が発祥地といわれる。
精進料理に使うお豆腐を誤って崩してしまい、それを無駄にせず、汁に入れた事から生まれたのが
「けんちん汁」。
「建長寺汁」がなまって「けんちん汁」になったと言う訳です。
鎌倉文化を拒否した地域には浸透しなかったと言われています。
⑤こんにゃく(四国)
節分は旧暦の大晦日で大掃除の後にこんにゃくを食べ、体内の掃除として腸をきれいにした。
また「腸の砂おろし」と呼ばれており、
体内も掃除するので食べられている。
⑥そば(島根県・長野県)
節分に、そばを食べる地域があるそうで
「節分そば」と呼ばれて、
出雲地方(島根県)・信州地方(長野県)などの蕎麦の産地から食べられている。
由来は「節分」→「年越しそば」
旧暦だった江戸時代後期までは「節分」が大みそ日だったので、
「年越しそば(節分そば)」を食べていたのですが、新暦になり、1月1日が新年の始まりとなると、
大みそ日も12月31日になり「年越しそば」を食べる日も変わりました。
⑦くじら(山口県)
山口県には「節分に“くじら”を食べる」風習・行事』がある、
大きいものを食べると縁起が良いということで「くじら」をたべる。
節分に「くじら」を食べる事は、「大きな幸せ」を
願ったり、
「大きく元気な子に成長」して欲しい、
「心や志を大きく」という、
「くじら」の大きさに託し新しい1年をよい年にと願う風習です。
しかし昔は「くじら」も安く手に入ったが、現在は値段も高くスーパーに行っても手が出ません。
京都 祇園の節分お化け?
節分の夜に行われる厄払いの行事で現在のコスプレ
なのです、
町おこしで京の花街で節分に行われる季節の演し物や観光資源として、再び行われるようになったあまり知られていないイベントなのです。
この「節分お化け」では、芸妓などがご時世劇やスポーツ選手、外国の民俗舞踊など、普通の衣装とは違う諸々な扮装をして座敷に出るのです。
お客さんも色々な扮装をするケースもあり、この花街におけるお化けでは、
厄年の者が異装して厄払いとする事も行われる。
現在は京都の祇園など一部の場所でのみ
行われています。
最後に
節分も時代と共に昔の風習が無くなって
きている、
豆は落花生に恵方巻が主流になっています、
その恵方巻も食品ロスで予約になってますから、どんどん変わっていくでしょう。
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