知ってる方が少ないと思いますが「節分草」と言う名前の日本原産の植物で、関東より西の地域に分布します。
名前のとおり節分の頃に花を咲かせるので「せつぶんそう」と名ずけられている、
また日本原産の植物なのでですが、北日本の方は馴染みがないのではないでしょうか、
書いている私も知りませんでした。
節分草(せつぶんそう)とは?
開花時期:2月~3月
花の色:白
分布:日本固有種・本州の関東地方から中国地方にかけて分布
生育地:雑木林などの半日陰地
植物のタイプ:多年草
大きさ・高さ:8~15cm
分類:キンポウゲ科 セツブンソウ属
学名:Shibateranthis pinnatifida
石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面などにまとまって
自生します。
多年草ですので真冬に芽を出して花を咲かせ、その後に葉っぱが茂ってくる。
春になり他の木々が新緑する晩春には枯れてしまうが、
地面で球根で秋まで休眠するのです。
山野草ですが地植えや鉢植えもできるので好きな方は挑戦してください。
通販でも購入できます。
節分草(せつぶんそう)の育て方は?
節分草は球根性の植物で、春、花が咲いたあとは5月ごろに枯れてしまいます。
●手入れは?
特別な手入れはありませんが、
・地上部が枯れたら休眠に入るので半日陰の場所に置きます。
・夏場は直射日光の当たる場所はさけます。
基本的には冬も屋外での栽培が可能です。
●水やりと肥料は?
水やりは芽が出て花が咲くまでの生長期は土の表面が乾いたら水を与えるようにします。
株元にそっと水を与えるようにします。
枯れても乾いてしまうと「NG」ですので
通年水を切らさないようにするこが重要です。
夏場は特に注意しましょう。
※過湿にはも注意しましょう。
肥料は花が終わった後に球根に栄養を与えます。
3月~5月
たくさん肥料を必要としません。
肥料は花後から地上部が枯れる夏前まで通常の草花に与えるよりも薄め、
2000倍ほどに薄めた液体肥料を
週1回ほど与えます。
9月に植え替え後は
9月~12月
休眠期ですのでチッソ分よりもカリ分の多い肥料が適当です。
※チッソ分が多い肥料を与えるとその後、葉は茂りますが花付きは悪くなる。
●用意する用土は?
節分草(せつぶんそう)は石灰質の含む土壌を好む性質があります。
・軽石砂と赤玉土の小粒
・軽石砂と鹿沼土
※2~3割混ぜたものが適しています。
●植え替えは2年1回
何の植物でもそうですが用土が古くなってくると生育に支障を来します。
植え替えは2年に1回を目安に休眠期に行います。
9月が休眠期ですので最適です。
植え替える深さは球根の2倍程度の深さが良いです。
※地上部が枯れてから行う、青い葉があるうちに球根を掘りあげると芽が痛むことがあります。
●増やし方は?
球根の分球は増えませんせんから、花後にタネをつけたら採取してそのまますぐにまきます。
タネをまく土はバーミキュライトや赤玉土、鹿沼土使用して、
乾燥を防ぐために細かい砂か水苔で乾燥を防ぎます。
発芽後は薄めの液体肥料を週1回程度与えます。
2年目に本葉がでてきて、3年目に花を見ることができます。
●アブラムシや立ち枯れ病
花が咲き暖かくなる春先にアブラムシがつくこともあります、
見つけ次第早めに薬剤を散布し駆除します。
立ち枯れ病は風通しが悪いと発生しますから注意しましょう。
節分草の花言葉やオススメ群生地の場所は?
●節分草の花言葉は?
花言葉は「光輝」「微笑み」「気品」
「人間嫌い」です。
節分草の自生地は?
・埼玉県小鹿野町(旧両神村地区)
HP:http://www14.plala.or.jp/shibazakura/setubunsouen.html
・栃木県栃木市(星野の里)
HP:https://www.tochigi-kankou.or.jp/spot/shikinomori-hoshino
・広島県庄原市(旧総領町地区)
HP:https://shobara-info.com/861
最後に
節分草を育てようと思います、管理も
難しくなく、1年草でないので毎年
春に楽しめる、
節分・豆まき・恵方巻と節分草がワンポイント子供たちも喜ぶでしょう。
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