就活をする際、第一印象が良い人の意見はより記憶に残りやすいものです。
雰囲気や身だしなみにはこれまで育ってきた環境やその人の背景、どんな性格かといった様々なことが現れるので、とても大切になってきます。
よくわからないという人は、自分が面接官になった気分で街中の人々を見てみると多くのことに気づくことができるかもしれません。
就活をする際に、きちんとした服装をしているか、髪の毛はまとまっているか、
など普段付き合っている友人相手には気にならないことも初対面の人相手には気にしてしまいますよね。
まして女性は男性よりも化粧や髪の長さなど、手入れしなくてはいけない部分がたくさんあります。
リクルートスーツは第一印象を左右する大切なものになりますので、きちんとどこに行っても恥ずかしくない一着を選ぶようにしましょう。
入社後も使えることを考える!
就職活動をする際に購入すると言っても、リクルートスーツは就活だけに使うわけではありません。
もし就職した企業がスーツで働くことを前提としている会社であれば、その後毎日と言っても過言ではないくらいの頻度でスーツを着ることになります。
そんな時に毎回クリーニングに頼んでいたのでは費用がかさんでしまいますよね。
まずスーツを選ぶ際は、自宅でも簡単に洗うことができるウォッシャブルスーツの中から選ぶと、
お手入れも簡単なので便利です。
素材に関してもストレッチ素材のものであれば動きやすいでしょう。
特にインナーは直接肌に触れるものなので、日々の洗濯が欠かせません。
いちいちアイロンをかけることができるマメな人はいいですが、
洗濯をしてハンガーにかけてアイロンまでかけるというのは大変なことです。
形状記憶のものであればしわを伸ばす必要がないので、ぜひ検討してみると良いでしょう。
また、数あるスーツの中でもやはりオーソドックスなものもありますので、参考までにご紹介しようと思います。
女性のリクルートスーツとして、定番はジャケットとスカートの組み合わせであり、黒が圧倒的に人気です。
ジャケットのスタイルとしてはシングル2ボタンで、ちょうどくびれの位置が強調されたシルエットになるデザインが近年の流行になっています。
一昔前と違って、身体にジャストフィットする形なのですっきりとスタイルの良い印象を与えることができますよね。
袖丈は親指の付け根のあたりにかかるくらいで、中に着るブラウスの袖が覗かないものがいいでしょう。
あまりにも袖の長さが短いと幼稚に見えてしまったり、だらしなく見えてしまったりするので注意です。
スカートの丈は起立時に膝に少しかかるくらい、着席時に膝上5cmくらいだと清潔感があって真面目な印象を受けます。
インナーは白のブラウスが無難ですが、企業によってはもう少しラフな物でもいいというところもありますので、
本当に就職したいところがあるのでしたら、きちんと下調べをしてから購入すると安心です。
ちなみにブラウスであれば襟はスキッパータイプなら外に出すようにして、
レギュラーカラーなら中に入れてください。
ストッキングは無地のベージュで、学生のような黒や柄物は選ばないようにしましょう。
今までストッキングを使ってきた方なら慣れているかもしれませんが、
ストッキングは気づかないうちに破れていたり、履いたすぐそばから伝染してしまったりと、
予想外のことが起こりやすいので、カバンの中に予備のストッキングを入れておくと良いかもしれませんね。
リクルートスーツはそのシルエットやデザインがきちんとしていることが重要ですが、
それ以外に着心地や洗いやすさなどの機能面も考慮して選びたいものです。
入社後のことまで見通して、納得のいくスーツを購入してみてください。
社会人が訪れる店で買う!
次はリクルートスーツを購入する場所についてですが、今やスーツは「はるやま」や「青山」といった専門店だけでなく、
ユニクロといったカジュアルなお店でも販売されています。
中には女性用のリクルートスーツを主に取り扱っているところもあり、「RAPTY」や「イオン」といったネットショップなどの通販でも買うことができるのです。
そんな時に、やはりどこで買ったらいいのか迷う人やどこでも同じだと考える人がいるでしょう。
しかし、普通の洋服を買う感覚でリクルートスーツを選んでしまうと、
質が悪かったり、他の就活生に比べてデザインが見劣りしてしまったりするので、専門のショップで買うのが最適です。
もちろん、就職した後に購入する際、営業関係の仕事以外で女性用のリクルートスーツを着る場が少ないという企業であれば、
こういった入門的なスーツでも十分だと思います。
また、だいたいのお店が就活時期にはお得なキャンペーンを行っていますので、
ネットで決めるのではなく、お店に行って自身の目で確かめることが大切です。
店員さんに相談すれば優しく応対してくれますし、より自身にピッタリのスーツを購入できますよね。
リクルートスーツというのはなにより自分の体系にフィットするものを選ぶことが重要です。
大きすぎても野暮ったく見えてしまうでしょうし、小さすぎても動きづらくてスーツを着るのが億劫になってしまいます。
購入する際は遠慮せず、必ず試着をしたほうが安心です。
ほとんどの人は裾丈を調整することになるかと思いますので、調整する期間も考慮して買う時期を決めましょう。
また、オシャレとして女性用のリクルートスーツやシャツを着たいという人もいるかもしれません。
よくあるのがスカートの丈をわざと短くしたり、ブラウスをフリル付きのものにしたりするといったことです。
しかし、そういった目的でスーツを着こなすのは、就活という時期には適さないので、
会社に入社してから社会人として場をわきまえた着こなしをする方が無難であり、採用担当者も同様に考えることが多いです。
自身の体に合った黒やグレーのリクルートスーツと白のブラウス、就活用の汚れのないカバンを用意し、
髪の毛をまとめて、この期間は本気で面接を受けに行きましょう。
色々な企業の面接を続けて受ける場合もあると思いますが、就活を終えて無事入社した後、
研修などもあるので、インナーやストッキングといった頻繁に洗濯をするものは、最低でも3枚は用意しておいてください。
ボトムスは一般的にスカートの方が良い?
女性はスーツを購入する際、ボトムスをスカートかパンツにするかで迷うと思います。
基本的に営業職などはパンツスーツ、事務職や受付はスカートとだいたい決まっているのですが、
就活でオーソドックスなのはスカートでしょう。
購入する店舗にもよりますが、場合によってはスーツセットとしてスカートとパンツの両方が一緒に購入できることもあります。
多くの企業を訪問する就活はスカートのほうが便利だったけれど、
いざ入社してみるとパンツであちこち営業に行かなければならないといった時、急いで買いに行くよりも最初から一式揃っていた方が楽ですよね。
ただ、将来的にもパンツの出番がなさそうだと予想がつく時やスカートかパンツのどちらかを選ばなくてはならないといった時にはスカートを選びましょう。
ちなみにスカートは清楚で女性らしい印象を与えることができますし、パンツスーツは快活な印象で実際に動きやすいといった魅力もあります。
どちらが優れているかというのは着る人や働く企業にもよりますので、
IT企業や出版社、広告代理店など、志望する企業の社風を調査しつつ使い分けてみてください。
なお、女性用リクルートスーツのスカートについては、既に既述した通り、丈は立った時に、膝が隠れるくらいの丈の長さにするのが無難です。
短すぎても長すぎても相手にだらしないと思われてしまいますので注意が必要です。
購入の際に一緒に揃えておくと便利なもの?
就活にはリクルートスーツやブラウス以外にも必要なものがたくさんあります。
ここではスーツと併せて揃えておきたいものを挙げていきますので、お店に行った時などに見てみると良いでしょう。
まず、必ず購入しておきたいのがパンプスです。
女性は低くてもいいのでヒールのあるものを履くことが求められますが、
ただ単に黒い靴であればいいというわけではありません。
人から見て清潔感のある品質のものでなくては、第一印象がみすぼらしく見えてしまいます。
おまけに1日中履くこともあるで、動きやすいという点も考慮したいところです。
次に必要なのがバッグになります。
今は専門店でも様々なデザインのものが売っているので、自分の好きなデザインや機能性で選ぶと良いでしょう。
基本的にはA4サイズの書類が入って、手荷物だけでなく肩から下げることもできるものが一般的です。
床に置いたときに自立できるタイプのものを選ぶと便利ですね。
ポケットがたくさんあったり、目立たないリボンがついていたりと、
リクルートスーツ以外に個性を出せる数少ない部分なので、気に入ったものを選ぶと良いと思います。
ただ、個性を出しすぎて派手になってしまうのは避けてください。
さらに、持っていて欲しいのが腕時計です。
スマートフォンがあることによって、近年では意外と大学生になっても使わない人が多くなってきていますが、
面接会場でいちいちスマートフォンを取り出して時間を確認するのは失礼にもなってしまうので、
社会人になる前に一つは腕時計を持っておくべきだと思います。
長く使うことを考えてしっかりとした物を選ぶのももちろんおすすめしたいところですが、
とりあえず揃えることができればいいという人は安くてもデザインが派手だったり、
キャラクターのついたものだったりでなければ大丈夫です。
また、パンツスーツを選んだのであればベルトも必要になってきます。
これはわざわざ気に留めておかなくてもパンツを購入する際に店員さんから案内されると思いますが、
念のため頭の隅に留めておきましょう。
ちなみにハンカチや筆記用具も派手なものや幼稚に見えるものしかない場合は、社会人になる前に新しく購入したほうがいいと思います。
入社後にどんなものを身につけていても、それが企業の規則に従ったものであればいいのですが、
就活でそのような気の緩みを見せるのはあまりいいことではありませんので、注意してください。
ポケットに入るサイズの小さなメモ帳、きちんと聞いたことを書きとれるノート、モバイルバッテリー、印鑑、化粧直しの道具、雨天が心配される場合には折り畳み傘なども用意しておくべきでしょう。
何回も登場しますが、ストッキングやブラウスは複数枚購入して、特にストッキングは予備をバッグに入れて持ち歩くようにすると、
伝染した時に焦ってコンビニに飛び込む必要がなくなるのでおすすめです。
寒い時期にはコートが必須アイテムになり、これもまた世間一般で決まっている様式があるので、
オシャレでもこもこのコートなどを選ぶのはやめましょう。
就職活動中にコートを着用する場合、黒かベージュのトレンチコートが無難です。
冬だけではなく、秋や春先にも着ることができるような取り外しできるライナーが付いているものもありますので、慎重に選んでみてください。
常識として、訪問先の屋内に入る際、入る前からコートを脱いでおくのがマナーです。
なお、リクルートスーツを購入する際に、親の意見を参考にしたり、一緒に買いに行ってもらったりすることがあると思います。
しかし、スーツというのは昔から変わらないように見えて、実は時代によってデザインも変わったり、
社会的に求められたりするスタイルが変わるものですので、
親や既に働いている年配の女性の意見しか聞かなかったという時には周囲から浮いてしまう可能性もあるのです。
そのため、リクルートスーツを選ぶときは必ず店員さんの意見を聞くようにして、年の近い社会人の女性の意見を聞くといいかもしれません。
まとめ
リクルートスーツは第一印象を相手に持ってもらう重要なアイテムなので、
遊び感覚で簡単に決めてしまうのはもったいないです。
いわば勝負服とも言える服装なので、自分でこだわって決めた、
どこに行っても恥ずかしくない一着として着ることで、自然と就活に力が入り、うまくいくと思います。
今回はスーツ以外にも揃えておきたいものを紹介しましたが、社会人として踏み出す前の準備段階として、これから先を見据えた行動をするようにしましょう。
ぜひ今回の記事を参考に、就活を頑張ってください。
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