就活において履歴書を購入する際、意外と種類があって選ぶのに悩んでしまいますよね。
最近ではA4サイズや見開きのもの、色がついたものもあったりして、どれがどんな状況に適しているのかわかりにくくなっています。
さらに、履歴書を書く時に手が止まってしまうのは学歴や資格といったパーソナルな欄です。
いつ頃から書いたらいいのか、資格であればなんでもいいのか、など考えることはたくさんありすぎて、簡単には書くことができません。
そういうわけで、今回は、履歴書に関する注意点やマナーまでご紹介します。いざという時に悩むことのないように、事前にある程度の知識はつけておきましょう。
履歴書は大学指定と市販の履歴書どっち?
履歴書は今や100均やコンビニ、書店、学校などどこに行っても売っていると言っても過言ではありません。
その中でも大学指定の履歴書と市販されている履歴書のどちらが良いのか、というのは多くの学生の悩みどころだと思います。
学校の場合は就活のために使用できるような、あるいはその学校の特徴をアピールできるようなシンプルなフォーマットになっているものが多いです。
一方、書店やコンビニなどで市販されているものは、販売されている履歴書の種類が多く、
必要最低限の項目だけを掲載したものや、自身が志望する業界に向けてアピールできる項目が存在する場合もあります。
さらに安いものではアルバイトなどでは問題なくとも、就活で利用するには向いていないフォーマットなものや、
用紙の紙質が荒っぽくなっているものなどもあり、採用担当者に嫌がられてしまう場合もありますので注意した方が良いです。
ただ、基本的に記入する情報は同じなので、どちらの方がいいという判断はできませんが、
提出するつもりの企業の特色や雰囲気を調べることで、どんな人材を求めているかわかることでしょう。
その後で、販売されているものの中から、その企業に適した項目が載っている履歴書を選んでみてください。
学歴は中学校から書くこと!
学歴は中学校の卒業歴から書いて下さい。
中学卒業から始まり、高校入学・卒業、大学入学までを記入しますが、
その際には「高校」というように省略せずに、「高等学校」と正式名称で書くことを心がけましょう。
※留年を隠そうとするために多いそうですから気を付けましょう。
大学の場合は学部や学科まで書いておくと、採用担当者や面接官が大学でどのような勉強をしているのかがわかりやすくなるため、
こちらも丁寧に記入すると好感を持ってもらうことができます。
また、書き始めもそうですが、卒業見込みに関しても躓くことが多いです。
中学から高校までは3年ごとに入学年と卒業年を書いていけばいいので簡単ですが、問題は現在在学中の大学ですよね。
大学はまだ卒業していないため、卒業予定年を書いてその横に卒業見込みと書きましょう。
履歴書の資格欄に書く注意点は?
履歴書に資格を書く際は略称ではなく、正式名称での記入が必要です。
例えばよくある例が英検なのですが、アルバイト用に履歴書を書いた際、「英検1級」としてしまった人もいるのではないでしょうか。
これでは採用担当者に門前払いされてしまいかねないため、正式名称である「実用英語技能検定1級」としっかり記入しましょう。
また、同じ資格であっても「一種」「二種」といった種類が違う場合もあるので、資格名は最後まで正確にわかりやすく記入する必要があるのです。
記入する時の取得年月は履歴書内で使用している和暦・西暦と統一すると読みやすい履歴書が完成します。
資格欄で困る気持ちはとてもわかります。
英検や漢検、MOSなど基本的な資格はもはや持っていて当たり前、書くほどでもないという意見を見かけて落ち込むこともありますよね。
資格は何も持っていない、という人も履歴書でこの項目を見るたびに憂鬱になるはずです。
しかし、資格というはどんな目的で手に入れたかが重要になります。
将来こんな仕事に就きたいからこの資格をとった、こんな業務に有利だと考えたため取得した、など、まずは目的を明確に説明できるようにしましょう。
資格を持っていない人も、趣味や特技、今まで学校で学んできたことなどは十分自身の財産ですので、自信を振り返ってみると良いでしょう。
※資格欄を埋めようとして、応募企業に関連性のない資格や免許が記入されていると、
採用担当者は応募者の志向に疑問を持つことになるので避けましょう。
ましてや嘘の記載は絶対にしてはなりません。
封筒の書き方マナー
最期に、履歴書の提出にも関わる封筒の書き方マナーを紹介していきます。
履歴書の中身がきっちりとかけていても、封筒が雑になってしまうと評価を落とされてしまう場合もあるので、十分配慮して提出しましょう。
まず、郵送する時の封筒サイズですが、就活ではエントリーシートといった書類も一緒に提出する場合が多いため、
全てを入れるためには角2、A4サイズの封筒がおすすめです。
B5サイズもその大きさにあった履歴書であれば入れることができますが、
他の書類も余裕で入るA4サイズを選ぶと何かあったときに焦ることがないため安心です。
また、書類はクリアファイルに挟んで入れると細部まで配慮が感じられますし、濡れたり折れたりする心配がないので100均などで揃えると良いでしょう。
表部分には赤字で「履歴書在中」と書き、文字は四角で囲んでください。
場所は封筒の左下がいいでしょう。
字の大きさは住所と同じ大きさにすると統一感が出るほか、見やすい形式になります。
書き損じた場合は新しい封筒に書き直すことが最良ですが、少しのミスをごまかすよりも二重線で消し、
しっかりと書き直したほうが良いです。就活ではとにかく細かい部分まで見られていることを意識し、常に心の中に留めておいてください。
また、近年では履歴書やその他の書類をメールで送付するケースも増加しつつあります。
オンライン上でやり取りすると思いがけず書類を提出し忘れてしまったり、
些細な書き間違えに気づきにくかったりするため、添付忘れがないか、
ファイル名に「大学・学部・名前」が入っているか、履歴書に不備がないかどうか、
添付ファイルがパスワードで保護されているかなどを最初に書き出して置き、
提出する際には日付や何らかの痕跡を残すようにしましょう。
ビジネスメールを作成したことのない場合は、ネットや書籍で今一度ビジネスメールのルールを勉強した上で送信してください。
これは基本的なルールの一つですが、件名を書く際に「大学・名前、履歴書のご送付」といった必要最低限の情報を記載することで、
シンプルで見やすいほか、採用担当者が一目で誰から何を送られてきたのかが判別できて便利になります。
企業から添付資料、送付する際の注意事項など説明がある場合は、その指示をよく読んで従ってください。
第一志望の会社ならなおさら情報収集は欠かせません。
事前の企業説明の際にアドバイスをもらったり、その企業に勤める知り合いなどから話を聞いたりして、十分な準備をして挑むと一目置かれるかもしれません。
まとめ
アルバイトなどで履歴書を書いた経験があっても、就活に利用する際とそれ以外ではどんなところに注意したらいいのか戸惑うことも多いですよね。
はじめて履歴書を扱う場合はさらに悩みどころが多く、憂鬱になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、履歴書は就職だけでなく転職の際にも必ず書かなければいけないため、
ここでしっかりと基本を身につけておけば後でよりスムーズに記入することができるでしょう。
例え資格や特技の欄に書くようなことがないと思っていても、趣味でカメラをやっていたり、
旅行の計画を立てるのが好きだったり、自身の得意なことをアピールしてその企業に役立つ人材であることをわかってもらえば採用される確率もアップするため、
自暴自棄になったりせず、1つずつ丁寧に書いていきましょう。
今回紹介した履歴書の書き方や注意事項、マナー、提出の仕方をわかっていればどんな履歴書でもおおよその項目は埋まるはずです。
ぜひきちんと勉強して、自身のペースで就活を進めていってください。
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