2020年は新型コロナウイルスの影響で世の中に大きな影響が見られました。
感染防止対策が徹底されるようになり、マスク着用はもはや義務として施設やお店で張り紙を見かけることもあるのではないでしょうか。
就活にもその余波は届いており、毎年行われる大規模の就職説明会はそのほとんどが中止になり、
実際に働いている社員の方からお話を聞くという貴重な機会が失われてしまいました。
そんな中での就活はこれまでとは違った大変さがあると思いますが、
その一つが面接でのマスク着脱問題ですよね。
これまでの常識ではマスクを着用したまま面接を受けることはNGとされていましたが、
コロナによって生まれた社会的な風潮ではマスクを着けていないことが非常識だと言われてしまいかねません。
企業的にはまだ新しい流れに乗り切れていない部分もあり、学生次第とされているところもあるそうです。
そういうわけで、結局のところ面接においてマスクをするべきかしないべきかはっきりしない現状ですが、
この記事ではしたほうが良い場合としなくてもいい場合について紹介していこうと思います。
ぜひ迷っている皆さんは参考にしてみてくださいね。
企業訪問をする際には必ずマスクを着用する?
就活ではインターンや面接などで企業に訪問することが多くなると思います。
その時にはマスクをするのが現在の風潮からすると一般的でしょう。
就活生は外から中に入ってくるわけですから、どこでどんなものと接触しているかわかりません。
人柄や話し方、表情などで判断される面接に臨む前の状態として、まだマスクを外す必要はないと言えます。
逆に外から入ってきたにもかかわらず、マスクもつけずに挨拶をされると、
企業側としては対応に困ってしまうため、企業訪問をする際には必ずマスクを着用した方が社会人としての責任感を感じてもらえるはずです。
受付時や面接本番時などにマスクは着用かたずねる?
マスクを着用するか否かでうじうじと迷うくらいだったら、
面接を行う前に企業側に尋ねてみるのも大切です。
そもそも面接時にマスクを着用してはいけない理由としては大きく分けて2つあります。
1つ目は、まずその人の人相を確認できないこと。
面接と言うのは直接企業側が学生を見て判断する選考です。実際に顔を見て、履歴書の写真と比較して本人確認を行った後に受け答えの様子を観察します。
人間と言うのは顔から受ける印象が大きく、マスクによってそれらの情報が隠されてしまうと、
学生がどんな表情で面接に挑んでいるのかがわかりづらくなってしまうのです。
顔採用というと「ずるい」「不正」「不公平」といった感想を持つ人が多いと思いますが、
容姿が優れていることによって面接をパスできるかというとそうではありません。
容姿や取得資格だけでなく、真剣に就活に取り組み、社内で人間関係を築いていけるような性格かというのを企業側は重視しているため、
全身を使って自分をアピールしたいのはどの学生も同じでしょう。
また、マスク着用が否定される要因の2つ目としては、声が聞き取りづらいということもあります。
普段からはきはきと明瞭な声で話している人や声が通りやすい人は気にしないかもしれませんが、
あまりそういったことを意識しないどころか話す声が小さい人にとってマスクは目の前にある障害です。
声のボリュームの問題だけでなく、言葉がクリアに聞こえず、就活生は良くても面接官がストレスを感じてしまっては、相手に不快感しか与えません。
これでは面接の評価ではマイナスの影響になってしまうので、面接ではできるだけマスクを外したほうが賢明だと言えます。
このような理由のため、面接会場ではマスクを外したほうがいいのですが、
状況的にどうすべきか迷ったら、事前にマスクの有無を担当者に聞いておきましょう。
マスクはシンプルな白にする!
マスク争奪戦など大変な事態が繰り返され、近頃は手作りマスクや各企業が出しているオシャレマスクを着用する人も多くなっています。
就活生の中にも普段は黒やレースのついたオシャレなマスクを着けている人もいるのではないでしょうか。
しかし、面接の際は真剣な選考ですので、そういったオシャレや非常識だと受け取られかねないマスクを避けた方が無難でしょう。
使い捨てのマスクである必要はありませんが、色はシンプルな白で装飾品のついていないものをおすすめします。
マスク着用面接は多少オーバーアクション?
既に述べた通り、マスクの着用によって顔が見えない、声が良く聞こえないといった弊害が考えられます。
そのため、マスクの着用をして面接を行う場合は自分でもオーバーアクションだと思うくらいの反応をすると面接官に気持ちが伝わりやすいです。
ただ、大げさな身振り手振りをすると変な目で見られてしまうので、声を大きくしたり、ゆっくりと発音したりといった工夫を大切にしてください。
小さな事かもしれませんが、普段声が小さい人であればこの点を強調するだけでマスク越しでも思いが届きやすくなったり、
自分の意見に自信を持っているという雰囲気が伝わり、好印象を残すことができます。
まとめ
当然ですが、もし自分に発熱などの症状があり、新型コロナウイルス感染が疑われる場合は面接に行ってはいけません。
それは面接を受ける予定だった企業だけでなく、その途中に接触するであろう他の人にも感染させてしまう可能性もあるからです。
もちろん自分の体調も慮って行動する必要があり、万一感染が疑われる場合は、
地域の保健所に電話で連絡をした上で、医療機関受診などの指示を仰ぐようにしましょう。
この対応によって企業側がばっさりと採用の取り消しを行うことはほぼありえませんし、
体調の悪い就活生に対して雑な対応をするような企業であれば無理に面接を受ける必要性もないと言えます。
まずは、応募先に正直に状況を伝えた上で、面接日程の変更をお願いするようにしてください。
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