近年、日本では年功序列や新卒一括採用などの昔ながらの雇用形態や採用活動がグローバル化による社会の流れで変化しつつあります。
欧米から取り入れられたジョブ型雇用では総合職を育てるのではなく、
既にスキルのある人を積極的に雇用し、年齢関係なく業績で出世できるようにする企業も増えるなど、
社会全体が変わりつつあることを実感することもあるのではないでしょうか。
そんな中、就活に関してもどんどん新しい流れができつつあります。
今回は、変化しつつある時代の中で新入社員に求められることについてまとめました。
これを知っているか知っていないかで入社後の行動が違ってきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自己管理能力の高さ(仕事とプライベート他)?
まずは学生としての意識を社会人としての意識に切り替えることが必要になってきます。
インターンシップを多く経験していたり、アルバイトに日々を費やしていたという人はビジネスシーンでの対応の仕方について知っているかもしれませんが、
しかし学生という肩書で行う活動と正式な社員として行う仕事というのは全く異なるため、油断せずに自己研鑽をしたほうがいいでしょう。
これまでの受け身の立場から、他人に対して価値を提供するアウトプットの立場になる。
それだけでも責任感や自立心が大切なことがわかりますよね。
さらに仕事に役立つという理由でスキルや業務知識のみを詰め込んで実際の仕事を行っても、
上手くいかないどころか早期離職にもつながる恐れがあります。
そういった意味でも新入社員は壁にぶつかりやすい時期と言え、上手く気持ちが切り替えられなかったり、
学校とは違う臨機応変な対応を求められたりするため、何が正解かわからなくなってしまいやすいなど、色々と悩むことも多いでしょう。
そんな時に必要な能力として「自己管理能力」または「セルフマネジメント」というものがあります。
これは文字通りに自分をコントロールできるかという基本的な能力になりますが、実は人間にとって一番難しい点でもあるのです。
ただ、実際に行動に活かすことができなくても知っているか知っていないかではこれから先働いていくうえでのマインドがかなり違ってきますので、
研修や書籍など、自分の手を伸ばしやすいものからチャレンジしてみると良いと思います。
積極的な姿勢?
次に求められるのが「積極性」です。
やはり企業側としてはしっかりと仕事をしてくれて人間関係も良好な人が新入社員に居て欲しいですよね。
これは会社内だけでなく、学校やバイト先などでも同じだと思います。
さらに新人の頃は覚えなければならない仕事や規則がたくさんあるので、
そんな時にやる気もなくぼーっとした態度をとっていたのでは後で後悔することになるでしょう。
積極的に学び、仕事をする姿勢を持ち続けていれば、はやく仕事に慣れることもできて昇進のチャンスも多くなります。
テキストコミュニケーション力とは?
現代では携帯電話・スマートフォンの普及によってメールやSNSといった気軽なテキストコミュニケーションが増えています。
しかし、一昔前は主に電話でアポイントを取っており、
取引先への高い営業トークが求められていたため、逆に先輩世代はそうしたテキストコミュニケーションに慣れていません。
そのため、そうした今どきのツール利用は新入社員のスキルに求められているところもあります。
もちろんメールの文面においてもビジネスマナーは必須ですので、
何の知識もいらないかと言うとそうではありませんが、形式さえ覚えてしまえばテキストコミュニケーションはそれほどストレスにはなりません。
ぜひこの能力を磨いて、先輩から仕事をふられるまでに成長してください。
ITスキルが求められる?
日常生活からビジネスシーンに至るまで、ITの技術というのは私たちの生活に必要不可欠なものになりつつあります。
企業でもTwitterやFacebookなどのSNSで情報発信力をするなど、
WebリテラシーやITに関する知識を経営に活かしているところも少なくありません。
新入社員の研修会と言えば名刺の渡し方から始まり、アポイントの取り方、
タイムマネジメントの方法といった基本的なビジネススキルを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし最近の社員研修ではIT企業でなくともIT教育を行う場合も増加しており、
「パソコンは苦手で…」「難しい話はわからない…」などと言ってはいられないのです。
そういった苦手意識のある人は今の内からパソコンに触れる機会を増やしたり、少しずつPCの知識をつけたりするようにすると良いかもしれません。
まとめ
変動の激しい時代において、就活をするというのはとても大変なことだと思います。
しかし、今回記事で説明したような能力が必要なのだと事前に覚悟しておけば自然と自分の行動も変わってきますし、
新入社員としての意識の異なってくることでしょう。
ぜひ就職した後のことも意識して就職活動を進めていってください。
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