近年は少子高齢化や様々な要因によって売り手市場や学生有意の就職と言われていますが、
学生からしたらそんな社会の流れに関わらず内定がもらえるか不安に感じているでしょう。
第一志望の企業に早く受かって晴れやかな気持ちで春を迎えたいですよね。
さらに2020年は新種のウイルスによって合同説明会や会社説明会が相次いで中止になるだけでなく、採用枠まで縮小される企業もあります。
そんな中、文系学生は理系学生よりも不利な立場だと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな心配や不安を抱えた就活生のための文系が就職しやすい業界についてご紹介していきます。
自分の適性と併せてこんな業界もあるんだという気持ちで読んでみてください。
文系の就職しやすい業界は?コロナの影響は?
文系出身者の就活では、所属している学部の研究と志望企業の業務が直接的に関わっている必要がないという特徴があり、
志望する企業の幅は広いという言い方もできると思います。
わかりやすく言うと、教育学部を卒業した学生が必ずしも教師になるわけではなく、
もしかしたらIT業界に進む人もいるかもしれないということです。
そもそも企業は入社前から凄腕の学生だけを求めているわけではなく、
入社してから行われる新入社員研修でその業種について詳しい知識を指導するため、
就きたい仕事に関する知識が薄くてもその会社で働く可能性を切り捨てる必要はありません。
しかし、就活をよりスムーズに進めるためには、まずどの業界や企業を目標とするのかを決めなくてはなりませんよね。
業界は山ほどあり、企業に至っては星の数ほど存在しているため闇雲に就活をしても思うようにいかないわけです。
さらに女性であれば出世や育児など働きづらい環境に置かれてしまうこともあります。
そんな立場で文系としてのアドバンテージを感じることができないという人もいるかと思いますが、
文系女子就活生にもおすすめの業界はたくさんありますので、安心して下さい。
まず、文系の就職しやすい業界と言うのはコミュニケーションや協調性を求められる仕事が多い職場であることがほとんどです。
例え工場系やプログラミングに関わるような仕事でも、クライアントとのやり取りや取引先との密な連携は理系でも文系でも関係なく行うことができますし、
学生時代にバイトしかしてこなかったという人でもコミュニケーション力をアピールすることは十分アドバンテージになり得ます。
さらに化粧品メーカーなどは顧客のほとんどが女性ですので、会社も女性の視点を必要としており、比較的就職しやすい業界と言えるでしょう。
さらにコロナの影響で在宅勤務が取り入れられ始め、男女関係なく就職できる業界は広がってきています。
これまでの傾向から女性であり、文系出身だからという理由で諦めている人はぜひもう一度考えてみてください。
保険・金融・商社 他(コロナの影響は)
文系が就職しやすい業界としてもう少し具体的に見ていきたいと思います。
基本的に文系出身者が多いとされているのは保険業界、金融業界、商社業界です。
保険業界は人と人とのつながり、信頼感が重視されるため、コミュニケーション力に優れ責任感のある人であれば理系文系関係なく採用されるでしょう。
金融業界はお金に関する分野を幅広く取り扱っている業界として、銀行や証券などが当てはまります。
社会的信用が高く、社会全体の流れから言っても安定した職であることは確かなので、男女問わずいつでも人気の業界です。
それぞれの企業で営業職があることから法律についての知識がある人や対人能力を持っている人の多い文系が選ばれやすいとされています。
就職する前から十分な知識がなくても研修制度が充実している企業がほとんどですので、専門的な知識がなくとも落ち込む必要はありません。
同じ理由で商社関連の職種は文系に人気です。
2020年はコロナの影響で営業周りなどができないという話しも聞きますが、
その代わりに在宅勤務・ZOOMといった新しい生活様式が取り入れられてきていますので、文系にも多くのチャンスが残されているといえるでしょう。
本来であれば航空業界や鉄道業界、さらに飲食業界も就職しやすい分野でしたが、
こちらは依然としてコロナの影響が大きく、慎重に考える必要がありそうです。
文系出身者が見落としがちなのがメディア業界やIT業界になります。
メディア業界は暗い噂や過酷な労働環境というイメージがありますが、意外にもいつの時代も人気の業界です。
IT業界は理系という印象を持つ人が多いと思いますが、クライアントとの取引や全体の工程管理などの仕事は文系でも貢献できるほか、
万年の人手不足で大量採用も見込まれています。
ぜひ興味のある方は挑戦してみてください。
まとめ
今回は文系の就職しやすい業界について昨今の流れとともにご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
文系でも理系でも社会で働く上で重要なのはその仕事と自分の性格との適性です。
技術や知識を買われて入社しても業務内容や職場環境によってはすぐにやめてしまう人もいますので、企業研究・業界研究は慎重に行ってくださいね。
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