本ページはプロモーションが含まれています。
PR
スポンサーリンク

1月の雑学!1月2日は姫始め本当の行事や由来がある?

本ページはプロモーションが含まれています。
スポンサーリンク
記事内に広告が含まれています。
スポンサー

皆さんは、「姫始め」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。

お城にいる姫様が、何かをするようなイメージがありますが実際には、1月2日に行う行事だったようです。

 

それでは何故「姫始め」という言葉になったのでしょうか?

そして、「姫始め」とはどんなことをするものだったのでしょうか?

「姫始め」という言葉の本当の行事や由来をみてみることにしましょう。

1月2日は姫始め本当の行事は?

かまどご飯

「姫始め」という言葉の由来ですが、実は諸説あるものの、本来は何をするための行事であったのかさえも、はっきりしたことがわかってはいません。

 

これは民間から製造された「ひめはじめ」という、ひらがな表記されたものからであったため、本来の漢字表記がわからないためだといわれています。

 

いずれにしても、1月2日に「ひめはじめ」があったことから、さまざまな説をご紹介させて頂きます。

 

・「姫飯(ひめ)始め」説:お正月に初めて軟らかめのご飯(姫飯)を炊く日だというものです。

・「飛馬(ひめ)始め」説:お正月にはじめて馬に乗るというものです。

・「火水(ひめ)始め」説:お正月に火や水を初めて使う日だといわれています。

・「女伎(ひめ)始め」の説:衣服などを今年初めて縫う日だといわれています。

・「姫糊(ひめ)始め」の説:女性が洗濯をした張り物を今年最初に行われる日のことだといわれています。

・「秘め始め」の説:近年になっていわれるようになった説です。「姫」と「秘め」を語呂合わせした言葉です。

しかし、「秘め始め」だけは本来の「姫始め」とは別物で、最近になって言われだしたものだといわれています。

・姫飯〈ひめいい〉)を食べ始める日

「姫始め」のもっとも有力な説が姫飯始めの説です。

元日には、年神様をお迎えするということで年末に家の内外を清め、おせち料理や鏡餅、玉餅などを家庭で用意されてきました。

1月2日には、軟らかく炊き上げたご飯(姫飯)を食べ始める日だったのではなかったかという説です。

お祭りの最中は硬いご飯(おこわ)が食べられており、

祭りが終わると軟らかいご飯(姫飯)が食されていたという、以前からの習慣から推測された説だといわれています。

・飛馬始め

「飛馬始め(ひめはじめ)」という用語は、「梁塵秘抄」という書物からいわれるようになったという説です。

「梁塵秘抄」は、平安時代末期、後白河法皇が当時流行りの歌謡を幼少の頃から好み、歌に精通した多くの歌人に詠ませたものを書き留めた書物です。

残念ながら現在では、この書物の文章の一部が残っていないといわれていますので、「ひめはじめ」の漢字があてはまるという確固たる証拠がありません。

 

以前の公家や武家などにおいて、1月2日に今年初めて馬に乗る日だと考えられていました。

現在では神社の神事や乗馬クラブなどの行事として限られていますが、昔は主に乗り物といえば馬でした。

しかも、庶民の乗り物として馬はあまり普及していませんでしたので、どちらかといえば当時の公家、

特に武家などにとって大事な行事としての扱いだったのではないかといわれている説です。

・姫糊始め

姫糊始め(ひめはじめ)」というのは、1月2日に女性が洗濯をして、張りものを始める日のことだといわれている説です。

 

昔は洗濯機のような便利なものはなく、全てが手洗いでした。

現在のような洋服が主流ではなく、日常生活においての衣服は着物でした。

 

日常生活において衣服が、着物だったという少し以前までの日本では家庭内での洗濯は「洗い張り」が殆どでした。

「洗い張り」は、一旦着物をほどいて反物の状態に戻してから水洗いをします。

反物の状態とは、身ごろと袖の部分などをほどいた端を縫い合わせて一反の布状態に仮縫いするものです。

洗った反物状態の着物は、木綿なら板張り(板に布を貼り付けて干す)に、

絹織物ならば両端に「張り手」を取り付けて柱にくくりつけてピンと張ったら、伸子張りをします。

伸子張りは、「伸子」と呼ばれる両端に針のついた竹ひごを布の幅に合わせて打ち、ピンとなるようにブラシで整えます。

伸子張りをした布をひっくり返した状態で「布海苔(ふのり)」と呼ばれる海藻を乾燥して煮溶かした糊をはけで引きます。

 

この行程を昔は家庭ですべて行われていました。

現在の私たちの生活では、洗濯機が普及し、洋服も販売されていますので着る物に対しては昔ほどで大変ではありません。

しかし、それ以前の人達にとっては、大変な作業の始まりの日であったといえます。

・火水始め

1月1日は年神様が滞在されてくつろいでいらっしゃる日であるため、

煮たきものなどの料理はおせち料理として、掃除なども年末の大掃除などで火や水を扱うものはすべて、

 

新年を迎える日までにすましているために元旦から使用すべきでないといわれてきました。

1月2日となってから、火や水を使う家事を始める日ではなかったかというのが「火水始め(ひめはじめ)」の説です。

・女伎始め

「女伎始め(ひめはじめ)」の説では、昔から着るものはもちろん小物まで家庭内で手作りされてきた歴史があります。

 

そのため、1月2日から家庭内での針仕事が始まる日だといわれてきました。

もちろん昔からプロの針仕事をされる方は存在していましたが、上級生活をされている方々が主な注文主でした。

 

現在の私たちにとっては、想像している以上に行事として守られていた伝統的な呼び名であったのではないだろうかと言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「姫始め」は、今日では違った意味でも使われている言葉となりましたが、本来はお正月だけでも日頃忙しく働く主婦などの方々を慰労するための意味合いがあったようです。

そのため、お姫様のようにゆっくりと始めるという意味も含まれていたことでしょう。

現在では、平仮名表示となった「ひめはじめ」がどんな漢字のものであったかはわからなくなっていますが、

いずれにしても多忙な人々を癒す行事であったことは間違いがないようです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました