子供の頃、お正月にもらうお年玉はものすごく楽しみの一つだったという人も、
今日では渡す立場になってしまい、お年玉に関する年齢や相場を考えると悩んでしまうという人も少なくないと思います。
あまり多くだすと、渡した子供の親に気をつかわせてしまいますし、少なすぎるとがっかりされてしまうのでは?と不安になりますよね。
今回は、お年玉は何歳までもらえるか?と、渡してあげる相手の年齢によっての相場がどれぐらいのものになるのかをみてみることにしましょう。
お年玉は何歳までもらう?
お年玉は何歳から何歳までならもらえるのでしょうか?
一般的には、生まれた年の最初のお正月から成人するまでと考えられています。
この「成人するまで」とは、就職する前までの期間と年齢をさします。
ですから成人式を迎える年齢となる20歳とは限りません。
20歳を超えた大学生や大学院生は、就学中ということでお年玉をいただける対象者となります。
逆に、十代でも中学や高校を卒業して就職した人は、お年玉をもらえる対象ではなくなります。
お年玉は、本来「お小遣い」という意味がありますので、就職して経済的に自立した人は若くても大人として扱うと考えたほうがよいでしょう。
年齢の相場はどの位なの?
お年玉を先方からこちら側の子供にもらった場合など、予想以上に頂戴していたという場合に、
こちらから渡したお年玉の金額が先方には少なすぎたのではないかと悩まれたことはないでしょうか。
こんな場合のために、お年玉の年齢別の基準があれば便利だといえることでしょう。
ここでは、年齢別の平均的なお年玉の金額をご紹介します。
・赤ちゃん~就学前:500円~1000円
・小学生低学年:1000円~2000円
・小学生高学年:1000円~3000円
・中学生:3000円~5000円
・高校生:3000円~10000円
・大学生:5000円~10000円
兄弟姉妹や親戚、友人、知人などの関係が親しく子供たちの数が多くなる場合は、あらかじめ双方の話し合いで、子供の人数で一律の金額を決めてもよいでしょう。
お年玉袋をポチ袋にするマナーはあるの?
お年玉をいれる袋として一般的なのがポチ袋です。
関西ではポチとは「少しの、これっぽち」のという意味があります。
成人ではない子供たちに渡すポチ袋には、「お年玉」と印刷されたものや可愛い花柄やキャラクターなどさまざまなものがあります。
紙幣をポチ袋にいれる場合は、紙幣の人物がある表部分を中になるように三つ折りにします。
三つ折りにした紙幣は、上下を確認してポチ袋にいれます。
硬貨の場合は、比較的大きく数字が表示された表部分を同じように、上下が逆さまになっていないかを確認してポチ袋にいれます。
ポチ袋の表には「お年玉」と書きます。(すでに印刷されているのはそのまま使います。)
その下のほうに渡す人の名前を入れるとよいでしょう。
「お年玉」と書かれた左右の余白を使って、実際にお年玉を受け取る人の名前(へ)といったように添え書きします。
金額は、ポチ袋の裏に書くとよいでしょう。
なお、お正月の時期に喪中(90日)の期間となった場合は、お正月飾りなどもしないので、
そんな場合に渡すときは、「お年玉」ではなく「おこづかい」と書くようにしましょう。
「お年玉」と印刷されたポチ袋は、使用しませんので、次年度まで保管しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、お年玉は何歳までもらえるかという事と、年齢別の相場となる金額の目安を述べさせて頂きました。
生まれたての赤ちゃんから就職するまでの一般的な流れをご紹介させて頂いたのですが、この他にもお年玉をもらえる人々がいらっしゃいます。
例えば、親方から職人さんへ、小説家や芸術家を志す方に親御さんからお年玉を渡すというような気遣いの意味がこもったお年玉もあります。
こういった場合は、お年玉を渡す人よりも目下の人であれば年齢は特に明確ではないといえるでしょう。
お年玉は、目上の人から目下の人に渡すものです。
以前から欲しいものを購入したり、貯金にまわしたりと使い方はいろいろでしょうが、
せっかく頂戴したものですから有意義な使い方を子供たちには教えたいものですね。
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