一日の始まりである朝は、化粧をしたり、洗濯物をしたりと何かと忙しいもの。
一人暮らしでは家事の分担もできず、すべて自分で用意しなければなりません。
特に朝が弱い人にとって、起きてすぐに朝食を作り始めるのはつらいですよね。
食費を節約しているのであればお弁当を用意する必要もあるかもしれません。
しかし、実は朝食を食べない人も多く存在するのです。
そこで、今回は一人暮らしの女性にとって朝食を食べることのメリットと食べないことのデメリットをそれぞれご紹介します。
朝食というものに関して、食べることも食べないことも選択の一つとして考えてみてくださいね。
一人暮らしの朝食事情は?
一昔前は朝食を食べないと言うと健康に悪い、頭が働かない、という意見も多くありましたが、
その考え方も徐々に変化してきており、今ではわざと朝食を抜いているという信念を持った人もいます。
農林水産省の調査によると、年々朝食を食べない若者は増加しており、全体の約30%が食べていないという結果が出ているのです。
そもそも、一人暮らしにおける朝食とはどういったものなのか。
女性で多いのはやはりヨーグルト、フレーク、オートミールといった美容を意識した食事ではないでしょうか。
一人暮らしで月に2万円程度の食費だと考えると、1日に使えるのは約700円となり、美容を意識していなくても、それほど豪華なメニューにはできないことがわかります。
おまけに仕事や学校などの支度で忙しい中、手間のかかる料理をしたくないという思いから菓子パンで済ませたり、朝食を抜く人もいるのでしょう。
誰にも管理されないというのは一人暮らしの利点でもあり、自分の体を気遣うことができるのは自分だけだという責任感も持たなくてはなりません。
朝食を食べるメリットは?
朝食を食べるメリットとしては、大きく4つにわけられます。
1つ目は「体を元気に起こすことができる」。
寝起きの体温が低いままでは気持ちよく目覚めることができず、ぼんやりとした思考で午前中を過ごすことになっています。
そこで、朝食を食べて体温を上昇させることで、朝にはっきりと目を開いて起きることができるのです。
2つ目は「お昼まで活動的に行動することができる」というメリットになります。
人間の脳はブドウ糖というエネルギーによって常に働いているため、朝食に含まれているブドウ糖が半日分のエネルギー源となるのです。
3つ目は「体内時計の調節することができる」であり、私たちの体のリズムを整えて快適な一日にすることができます。
そして、4つ目は「便秘の解消」です。
体温の上昇とともに胃腸の動きが活発になることで、便秘が解消されていくという効果がみられ、
女性にとっては肌の調子を整えるという目的のためにも嬉しいメリットがあります。
さらに、朝昼晩という3食の食事を身につけることで間食をしにくくなるため、結果的に太りにくい体を手に入れることも夢ではないでしょう。
朝食を食べないデメリットは?
逆に朝食を食べないデメリットとしてはメリットで記述したものの反対を考えたらわかるように、
「ぼんやりして起きることができない」「午前中に活発に動けない」「体内のリズムが崩れる」といった点です。
また、女性はダイエットのために朝食を食べないという人もいますが、そうした食生活をしているとリバウンドしやすくなるというデメリットもあります。
人間の体は飢えを感じると脂肪を貯えるようになるという性質があり、朝食を食べないことによる体温の低下で燃焼もしにくくなるので、体重が落ちにくい体になってしまうのです。
食べる派は女性が多く男性が食べない派が多い?
朝食の有無について、厚生労働省の「平成30年国民健康・栄養調査」によると、朝食を食べないという人の割合が男性13.9%、女性8.6%という結果でした。
ここでいう朝食を食べないという状態は飲食をしないというだけでなく、栄養ドリンクのみ、
果物のみといった例外も含んでいますが、それでも食べる派としては女性が多く、食べない派としては男性が多いことがわかります。
なぜこれほどまでに差が出たのか。
理由の一つとしてはやはり仕事の忙しさが影響しているのでしょう。
仕事と健康のバランスを取りながら、朝食の取捨選択ができれば最良です。
まとめ
今回は朝食を食べる派と食べない派のメリットデメリットをご紹介しました。
一人暮らしで多忙な毎日を送っていると、どうしても朝から動きたくなくなったり、過度なダイエットをしてしまいますよね。
しかし、朝食を選択するようになった今こそ、朝食の大切さをわかっていただければ幸いです。
また、だからといって無理に朝食を食べる必要はないため、自分の体に合ったライフスタイルを探してみてください。
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