女性の一人暮らしで気を付けるべきは訪問者への対応です。
新聞の勧誘や宅配業者ならまだしも、最近では自治会の集金を装った詐欺など様々な犯罪や犯罪スレスレの行為が多くあります。
ときには扉を開けた瞬間に押し入ってくるような危ない人もいるので、訪問者への対応は慎重に行う必要があるのです。
そこで、今回は一人暮らしでの訪問者への対応をまとめてご紹介します。
普段から気を付けることや訪問者が来た時の注意点など、ぜひ参考にしてみてください。
訪問者への対応は?
一人暮らしをしていると電話や荷物の受け取りなど全て自分でしなくてはいけないため大変ですよね。
日常的にインターホンが鳴ったらすぐに扉を開けてしまう人もいるかと思います。
扉越しに業者を名乗っているため大丈夫、なんて安心していると高額な部品を買わせて何の点検も行ってくれないような詐欺の被害に遭いかねません。
・宅配業者・新聞勧誘
宅配業者の人は会社のユニフォームを着ているため、わかりやすく安心して扉を開きやすいです。
たとえ自分の身に覚えのない宅配でも、業者が運んできたのだから知り合いからの贈り物かも、なんて容易に考えてはいけません。
ユニフォームは今どきインターネットで手に入れることが出来ますし、運んできた段ボールに何が入っているかも確かめることは出来ません。
そのため、もし身に覚えのない宅配便が届いたときは必ず身分証であったり、その荷物の送り主を確認したりすることが大切です。
自分で配送を頼むときでも日時指定をしておくか、小型のものならコンビニなどで直接受け取る方法もあります。
また、新聞勧誘をするために時折人が訪ねてくる場合があります。
しつこい勧誘であれば気の優しい人は断るのに苦労したり罪悪感を覚えたりするかもしれません。
しかし、相手もプロなので勧誘を断られたくらいで心が折れることはないため、嫌なものは嫌だと毅然とした態度ではっきり断ると良いでしょう。
法律によって消費者がはっきりと断ったらそのまま勧誘し続けてはいけないという規定もあるので、何日も続けて勧誘してくる場合は住んでいる建物の管理人さんか警察に連絡すると安心です。
・水道工事・電気の工事業者
訪問客を装った犯罪としてよく行われるのが水道や電気などの業者のなりすましです。
点検や新しいサービスの紹介など一般の人には嘘だとわかりにくい方法で家の中に侵入しようとするので、女性は時に騙されやすい手口になっています。
こうした業者の対応として、まず身に覚えがないのであれば居留守を使うか扉越しに会話をして穏便に帰ってもらうと良いです。
水道工事や電気の工事といった生活に関わる工事は必ず前もって連絡が来ます。
文書が投函されていたり、電話で訪問日時を確認されたりするので、ある日突然点検をしにくるということはあり得ません。
身に覚えのない業者には扉を開けないようにしましょう。
住人が訪問してきた時の対応は?
集合住宅に住んでいる場合は時折住人の方が訪ねて来る時もあります。
同じ場所に住んでいる人だからといって気軽に扉を開けると思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるので十分注意して対応しましょう。
・住人ですと訪ねて来ても決してドアを開けない
基本的には家族や友人以外でどんな人が訪ねてきても相手が名乗る前に扉を開けるのは危険です。
それがたとえ住人ですと訪ねて来ても、本当に自分のマンション及びアパートに住んでいるか確認できるまで慎重に対応する必要があります。
事前にできる対策として、入居及び新しい人が引っ越してきた際には、自分の部屋に対して左右上下の部屋の住人の名前をメモしておくことが挙げられます。
・必ず相手の名前を確認すること
相手の要件と名前は最低限確認してください。
後でトラブルが発生したときに、第三者に対しての説明で名前もわからないとなると丁寧に対応してもらえない場合があります。
また、このように集合住宅のトラブルは必ず、「管理人立ち会い」を原則として、第三者を立ち会わせましょう。
当事者同士で話を進めようとすると、もし話がこじれたときなどに、お互いをとめてくれる人や証言してくれる人がいない事態になってしまいます。
冷静にコミュニケーションをとる上でできれば中立の立場の人間がいると話しやすいです。
また、「同じ建物の住人だ」と言われても、絶対にドアを開けないか、ドアチェーンをかけたまま対応することで、身の安全を確保することが出来ます。
ドアチェーンがあればドアの隙間から刃物を突き付けられても逃げることは可能なので、その時間で警察に電話をすることが可能なのです。
さらに、「引越の挨拶に来た」と言われても確認するようにしてください。
のぞき穴から見て明らかに手土産も持っておらず、挙動不審な人が訪ねてきたら、必ず相手の身分を確認し、慎重に対応しましょう。
確認をとる場合には「今ちょっと手が放せないので少し待って下さい」と言って、
管理人室に電話をしてそれが事実かどうか確認すると、相手を不用意に怒らせることなく一時待機してもらうことができます。
まとめ
そういうわけで、一人暮らしの女性に対しての危険な行動及び防犯対策をまとめてきました。
普通の防犯対策と違って、訪問者への対応は普段気を付けていれば起こらないというものではないため、その場その場での危機意識が必要となってきます。
大げさと思えるぐらいに慎重に行動し、危ないと思ったら居留守を使う。
そういった身の安全を守る行動を心がけると一人暮らしでもトラブルに巻き込まれることなく生活することが出来ます。
今回の記事を読んで少しでも防犯について考えていただけたら嬉しいです。
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