一人暮らしは困った・失敗したという経験の連続です。
特に隣人トラブルについては多くの人が気になる問題であり、最悪の場合は犯罪に発展する可能性もあります。
トラブルというのは騒音や異臭といった代表的なもののほかに、エントランスや廊下ですれ違う時のマナーなど様々な要因が考えられます。
最初は注意する程度だったのにいつのまにか言い争いになることもあり、女性一人で立ち向かうことは危険です。
また、女性であれば隣人トラブルだけでなく防犯にも気を使わなければなりません。
ストーカーなどは計画的に行われており、日頃から対策を立てておく必要があるのです。
そのため、今回は一人暮らしを始めるにあたって、隣人トラブルの対処方法と具体的な防犯手段をご紹介していきます。
一人暮らしをするときに役に立つ情報ばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの女性の隣人トラブル対処は?
①直接のクレームはNG
隣人が原因でトラブルが起こったとき、自分で解決するか他の人に頼るかといった選択肢があります。
この時に壁を叩いたり、直談判をしたりすると個人間で逆恨みをされさらなるトラブルの原因になってしまいます。
確かに騒音や異臭を出している方の中には自分が誰かの迷惑になっていることを自覚していない方もいます。
そんな方にいきなり警察を読んだり、大家さんにクレームを入れたりするなどかわいそうに感じるかもしれませんが、
だからといって自分の顔をはっきり覚えられることは危険です。
むしろ大家さんから話をしてもらったほうが穏便に解決できる場合もあるのです。
自分の身を守りつつ、話し合いなどで穏便に解決できるよう、対応は慎重に行いましょう。
②大家さんや管理会社に連絡する
直接の解決が危険であるため、トラブルに遭遇したら大家さんやその建物の管理会社に連絡することが大切です。
この方法では管理をしている人にトラブルを把握してもらうことができるため、同じようなことが起きた場合に相談しやすいというメリットもあります。
自分の顔や名前を相手に知られることもないので、逆恨みで犯罪に発展することは極めて稀だと言えます。
しかし管理会社によっては、契約の際に「住人間のトラブルには一切介入しない」という文面を交わす会社もあります。
その場合は直接警察や自治会に訪れるなど、安全を第一に考えた対応をすると良いでしょう。
一人暮らしの女性の防犯対策は?
①訪問者はインターホンでしっかり確認
防犯対策でまず大事なことは知らない人には警戒する意識を持つことです。
せっかく1階以上でオートロック付きのマンションに暮らしていても、ろくに確認もせず訪問者を招き入れては意味がありません。
「窓の外から覗かれているかも」「ドアを開けた瞬間に刃物を突き付けられるかも」など、自分が危機に陥る可能性を考え、対策を考えておくことが重要です。
インターホンで訪問者を確かめることも対策の一つと言えます。
なぜなら、強盗やストーカーはわかりやすく自分がそうであるとは言わないからです。
メーターの調査だったり、火災報知機の点検だったり、さまざまな口実でドアを開けさせ、室内に入った瞬間に脅迫や暴行などの犯行に及びます。
確実に知り合いであると判断できない時には、必ずインターホンで相手の身分と要件を確認し、その上で心当たりのない場合はお断りしましょう。
宅配便を装った犯罪者もいるので、制服を着ているからと言って簡単に気を許してはいけません。
②洗濯物はなるべく室内に干す
女性の衣類を外に干していると自分が女性の1人暮らしをしていると周りに言いふらしているようなものです。
特別な理由がないのであれば洗濯物は室内に干したほうがいいですね。
たまに男性物の下着を干しておけば変質者が寄り付かなくなるという説がありますが、
男性物の下着を何枚も持っている方でなければ簡単にバレてしまうので部屋干しをおすすめします。
洗濯物のにおいがすることが気になる場合は、においのもととなる雑菌が繁殖しやすい湿気を追い出しましょう。
具体的には洗濯機の蓋を開けておく、一定の時間に換気する、洗濯をしたらすぐに干すことなどが挙げられます。
③同居人がいるかのように振る舞う
男物の下着を干してもすぐにバレてしまうため、他のやり方で同居人がいるように振る舞うことも防犯対策になります。
ブザーを鳴らしてから鍵を開けたり、「ただいま」と言って家の中に入ったり、部屋の中には家族や知り合いがいるかもしれないことをアピールすることが大切です。
後ろからついてきてドアを開けた瞬間に押し入ってくる場合もあるので、まわりをよく確認してからドアを開けるようにしましょう。
④エレベーターは1人で乗る
2階までしかないアパートや学生寮を別として、3階以上の物件にはエレベーターがついています。
もちろん生活に役立つものなので性別や年齢関係なく利用する人がいますが、時間帯によっては注意が必要です。
狭い密室のなかでは助けも呼べないため、暴行や窃盗の被害に遭っても即座に通報することが困難な場合があります。
特に夕方から深夜にかけて利用する際には、一人もしくは同性の人と乗るように心がけてください。
⑤補助錠「ツーロック」にする
犯罪目的で侵入を試みるときに、ドアを開ける手間と時間は重要な判断基準となります。
鍵もかかっていないような部屋には簡単に侵入して金品を盗むことが出来ますが、
玄関ドアが「ツーロック」だと侵入までの手間がかかって誰かに見つかる危険性も高まるからです。
「ツーロック」というのは文字通り1つのドアに錠を2つつける対策のことで、通常の2倍の手間がかかることから防犯効果として有効です。
最近では、わざわざ自分で取り付けずとも女性向けと言われる物件に「ツーロック」が活用されていることが多いので、物件探しの際にチェックしておくと安心ですね。
自分で取り付ける際の注意点は、ドアに穴を開けるような工事をやろうとすると必ず大家さんや管理会社の許可がいるということです。
大がかりな工事は断られることが多いので、同時に「簡易補助錠」といった穴あけが不要なタイプも取り付け可能かどうか聞いたほうが良いでしょう。
まとめ
このように一人暮らしでは自分で対応しなければいけないことがたくさんあります。
隣人トラブルや犯罪は起こってからでは遅いため、常日頃から対策を立てておくことが大切なのです。
防犯意識をアピールすること自体が防犯につながることもあるため、今回ご紹介した例を参考に、自分の生活を守るためにも、日常的にどういった危険が潜んでいるのかこの機会に考えてみてくださいね。
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