一人暮らしを始める時期は人それぞれですが、多くの人はなにもかもが初めてでいつ何をすればいいのか不安に思っていることでしょう。
さらに女性は防犯対策にも気を使わなければなりません。
家賃の相場も仲介手数料もわからず、不動産会社に言われるままに住む家を決めると後から後悔することになってしまいます。
そこで、今回は女性の物件探しに最適な時期やよくある失敗をご紹介していきます。
知っているのと知っていないのとでは大違いですので、これから一人暮らしを始めるという方はぜひ読んでみてくださいね。
一人暮らしの物件探しの時期は?
物件探しは時期によって紹介される物件の数に限りがある場合や、家賃が高くなっていて損をすることがあります。
では物件探しに最適な時期はいつなのか。
自分の希望が最大限に反映された物件を選びたいのであれば、1~4月にのんびり探し始めることはやめたほうがいいでしょう。
なぜならこの時期は進学・就職・転勤などで物件探しをする人が急増するからです。
良い物件からすぐに契約が決まっていき、いくつか保留しているうちに最終的に住みたかった物件にはもう契約者がいた、という事態が当たり前のように起こります。
こうした理由から1~4月はおすすめとは言えないため、学生や新社会人でどうしても時期がずらせないという方は、
11、12月の少しでも早い時期に内見などを済ませておくとその後の流れがスムーズになります。
特にそういった事情がない方には5~8月が最適です。
不動産会社が繁忙期を過ぎるのでゆっくりと希望に合う物件を探すことができます。
物件数は春先に比べると少ないですが、自分の希望に合わせてじっくりと探すことができるので十分検討したうえで選ぶことが可能なのです。
目安としては不動産会社を訪れる半年から1か月ほど前には様々な物件のサイトをみて、自分の理想のイメージを固めておきましょう。
気に入った物件があってもクリーニングが完了していない場合は入居するまでに2週間から1か月程度を要することもあるため、引っ越し業者に予約する際にも注意してください。
季節で引っ越し料金も違いがある?
生活を始めるにあたって不動産会社だけでなく引っ越し業者もかかわってきます。
春の引っ越し業者は毎日依頼が入って忙しいため、物件が決まってから予約すると通常よりも高い料金を請求されるほか、なかには予約さえ断られてしまう時もあります。
せっかく良い物件を契約することが出来たのに引っ越しは入居日から2週間後という失敗も珍しくはありません。
そうならないために、物件探しと並行して引っ越し業者に空いている日時を聞いておく、
物件が決まったその日に引っ越し業者と連絡を取る、といった対策を立てると新生活をよりよいものにできるでしょう。
もしも物件探しを7~8月の夏場にする場合は気温的に引っ越しを避ける人が多いため、比較的に予約はとりやすいです。
物件のここは必ずチェックする?
最初にチェックすべきは立地です。
駅からの近さ、学校や職場までの距離など公共交通機関を利用する可能性も視野に入れて考える必要があります。
生活をするにはスーパーが必要だったり、ホームセンターがあると便利だったりと普段の暮らしを思い浮かべてみるといいかもしれません。
また、通常は都心や駅に近いほど家賃が高く、遠くなるほど家賃が低くなります。
急行が止まったり、大型商業施設があったりといった条件でも価格の変動が起こるため、予算にあわせてどの程度の条件であれば許容できるかを考えることも大切です。
次にチェックすべきは部屋の位置と間取りです。
女性であれば2階以上、ドアはツーロック、など防犯対策はなにかしらしておくと自分も親も安心です。
今どきはSNSを利用して治安に関して調べることもできますし、その地域に住んでいる知り合いがいたら聞いてみるのもいいですね。
特に、東京都内では同じ価格帯のアパートなのに数駅違うだけで周囲の環境が変わります。
内見もせずに決めてしまい、実際に暮らしてみると隣の家が日の光を遮って部屋全体が暗かったという失敗もあるあるなので、
部屋の広さはもちろん、バスとトイレは別か、日当たりは気になるか、コンロの数はいくつか、自転車はおけるのか、などは事前に調べておきましょう。
アパートなどの小さな建物は大家さんや隣近所の方との相性も重要なので、内見に行く場合は必ずチェックしたほうがいいですね。
不動産との契約はここをチェックする?
基本的に不動産会社の持つ物件検索システムに違いはほとんどありませんので、限定取り扱い物件を除けばどこの不動産会社に行っても周辺の物件を紹介してくれます。
仲介手数料や担当者の対応は実際に説明を聞いてみないとわからない部分なので、内見を断られたり、
あまりにもセールスが激しかったりする場合は流されずに別の不動産会社に相談しましょう。
ただ、不動産会社の方も契約者がどういった部屋を望んでいるのかわからない場合は物件を絞ることが出来ません。
結果的に契約者の希望を無視した物件をリストアップしてしまうことになるのです。
そうはならないために、事前に自分で周辺の物件の相場を調べて、譲れない条件をリスト化して行くなど契約の時になって慌てないようにすることが大切です。
未成年の方は契約書に親御さんの名前が必要なので、相談したうえでついてきてもらうと安心です。
まとめ
物件探しは人それぞれです。
自分はどんな部屋に住みたいのか、その部屋に住んでどこに行きたいのか。
考えることはいっぱいありますが、今回紹介した項目を参考にすると自分で一から考えるよりもスムーズに物件探しができると思います。
一人暮らしは初めての連続で苦しいときもありますが、気持ちよくスタートするとこれからの生活に期待が膨らむこと間違いなしです。
良い物件選びをして楽しい新生活を始めましょう。
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