女性の一人暮らしは常に危険と隣り合わせです。
ストーカーや強盗、性犯罪など女性を狙った悪質な犯罪がニュースでも連日のように取り上げられ、防犯グッズが多く売り出される現状。
ですが、いかに防犯グッズやセキュリティに自身のあるマンション等に住んでいても自ら危険な行動をしていては格好の的になってしまいます。
これからご紹介するのはそんな普段の生活の中で、何気なくしている行動についてです。
自分は防犯意識が高いから大丈夫だと思っている方でも、意図せず危険な行動をしているかもしれないので、
この記事を参考にこんな危険もあるのかと考えてみてくださいね。
表札のマーキングに注意(暗号がある)
犯罪に使われやすいのが表札です。
集合住宅のほかに戸建てでも使用される手口ですが、自宅の表札に小さく傷がつけられていたり、
わかりやすくなんらかのマークが残されていたりする場合は泥棒などの犯罪に狙われている可能性があります。
犯罪者はそうしたマークを暗号にしてどこの家の防犯意識が低いか、狙いやすいかを見定めているのです。
最近では女性の一人暮らしで表札になにも掲げない人も多く、些細ないたずらでもすぐにわかるので、
もし何らかのマーキングがされていたと気づいたらすぐに管理人さんに相談するか、印を消して防犯に気を使っているということを示すといったことも大切でしょう。
玄関の鍵を閉め忘れる
普段の通勤・通学をする際に玄関の鍵を閉め忘れることはないと思いますが、
もし朝家から出ていくときに鍵を閉め忘れるとほぼ1日開けっ放しということになります。
これでは警備会社と契約している場合を除き、強盗も入り放題、盗み放題です。
さらに、飲み会から帰ってきたときや近くのコンビニまで行くときなどどうでしょうか。
酔っぱらってそのまま寝てしまい翌朝目が覚めると鍵を閉めていなかったり、
徒歩5分のコンビニに行ってすぐに帰ってくるからとわざと鍵を開けておいたり、こうしたほんの小さな油断が悲劇を招いてしまうのです。
外出する際は鍵を閉めることを徹底してください。
玄関ののぞき穴を放置する
玄関ののぞき穴(ドアスコープ)は、扉を開けなくても外が確認出来るため防犯のためにはとても役に立つ便利なものです。
しかし、中から外が見えるのと同じように、外からも中が見えてしまうことがあります。
もちろん部屋全体を見ることはできませんが、中の明かりが点いているか点いていないかぐらいはすぐにわかってしまうため、
必ず必要というわけではありませんが、何らかの対策をしたほうがリスクは下がるでしょう。
例えばのぞき穴の部屋側に布を当てたり、玄関の近くをカーテンなどで仕切ったりして中の部屋を見せないようにするなど工夫することが出来ます。
インターフォンにも不用意に出ない
一人暮らしではすべての対応を自分一人でやらなくてはなりません。
そんな環境ではインターフォンが鳴るとすぐ扉を開けたい気持ちになりますが、一旦落ち着きましょう。
それがたとえ宅配便の配達員を名乗っていたとしても、本当の配達員なのか声だけでは判断することが出来ないのです。
マンションやアパートの住人に成りすまして部屋に押し入ったり、水道管が壊れているといって業者を語り高額な品物を押し付けたりと、犯罪者もあの手この手で侵入を試みようとします。
まずは扉越しにどういった要件なのか、相手は何者なのかを聞くことが基本です。
直接対応する必要がある時はドアチェーン越しに会話をすると、
もし相手が侵入してこようとしてもドアチェーンのおかげで一瞬の猶予ができます。
不審に感じた場合は身分証を提示してもらうなどして相手の身分を確かめる必要があるでしょう。
窓を開けたまま過ごさない
1階に住んでいて窓を開けたままにしておくのはもちろん、2階以上でも注意する必要があります。
特に春や夏場に多いのですが、空気を入れ替えたり、室温を調節しようとして窓を開けたりするのであれば数十分程度で十分です。
1日中開けておくとなると、1階では簡単に侵入したり中をのぞくことも可能ですし、
2階以上に住んでいたとしても外から侵入することは出来るので窓を開けたままにしておくことは良くありません。
郵便物は貯めない
郵便物は扉についているポストに入るものであれば人の目に触れる心配はありませんが、
長期旅行に行く人や、そうでなくとも日常的に郵便受けを見る習慣がない人は郵便物を貯めやすいです。
そうすると簡単に郵便物から個人情報を知られてしまい、一人暮らしであることがはっきりわかってしまいます。
こうした情報をもとに外出している時間に泥棒が入ったり、親しい人しか知らないような情報で安心させて扉を開けようとしたりするのです。
一人暮らしの女性であれば郵便物は貯めないようにするか、長期的に家を離れる場合は大家さんや管理人さんに挨拶をしてから行くと安心です。
毎日同じ店や買い物にも気をつける
毎日同じ店で買い物をしていると、その購入量から簡単に一人暮らしであることがバレてしまいます。
また、いつもここに来ると思われて不審者に待ち伏せされる危険性もあるのです。
やはり生活圏内だと同じ店に通いがちですが、たまには普段利用しないスーパーやドラッグストアで買い物をするとより防犯対策になるでしょう。
さらに、公共料金の支払いをコンビニなどでする時は近くに人がいると金額まで見られてしまうので注意すべき点です。
帰宅時は音楽を聴いて帰らない
帰宅時に音楽をイヤホンで聞きながら夜道を歩くのはとても危険です。
夜は視界も悪くなっており、さらに周囲の音を聞こえなくすると、注意力が散漫になってしまいます。
これは女性に限ったことではありませんが、そうした注意力の欠けた人に背後から人が近付いて来てカバンをとられてしまったり、
性犯罪の被害に遭ったりといった可能性があるのです。
帰宅時には音楽ではなく環境音を聞くようにして、背後にも注意しながら帰りましょう。
スマホしながら帰らない
夜道ではスマホのながら歩きも危険です。
暗い道では携帯電話の光が目立つため、簡単に1人でいることがわかり、位置まで特定されてしまいます。
また、目の前の画面に集中していると周囲の環境に注意が散漫になり、背後の気配に気づかずに家まで知られてしまうこともあるのです。
スマホのながら歩きはやめ、できるだけ明るい道を通って帰る必要があります。
遠回りでも人通りの多い道を選ぶ
女性が1人で人通りの少ない道を歩いていると車に連れ込まれたり襲われたりする危険性があります。
昼間の利用は多少仕方がないとしても、夜間に近道だし短い距離だから、と危険な道を通るのは絶対にやめましょう。
特に人気のない道だと自覚しつつ危機意識が欠けている女性は狙われやすいのです。
自分は大丈夫だと油断することなく、遠回りでも人通りの多い道を選ぶと安心して帰宅することが出来ます。
飲み会の後はタクシーの利用も
飲み会などで帰宅が深夜になってしまう時にはタクシーを利用すると良いでしょう。
都内では夜遅くまで公共交通機関が動いているといっても、終電を逃すと早朝までどこかで待機している必要があります。
無理に徒歩で帰ろうとすると暗い夜道を1人で歩かなければいけないため、大変危険です。
お金はかかってしまいますが、タクシーを呼ぶことで体力的にも時間的にも節約になるので、帰宅時間が遅くなる場合は帰宅手段も考慮に入れておくべきです。
鍵は事前に用意しておく
自宅の玄関前で鍵を取り出すことに時間をかけてしまうと、鍵を開けた瞬間を狙って襲われる危険性もあります。
また、容易に立ち止まっている部屋が自分の自宅であることが知られてしまうため、
アパートやマンションの前に着いた段階から鍵をどこにしまっているか確認しておき、部屋の前に到着したらすぐに入れるように鍵を用意しておきましょう。
玄関を開けたら「ただいま」と大きい声で
外出時と帰宅時に部屋の中に向かって挨拶をするというのも防犯対策になります。
「いってきます」「ただいま」等の挨拶で家の中に人がいることを示しておくだけでも一種の牽制となりますし、
そうした防犯意識の高い家には泥棒も入りたいと思いません。
普段から簡単に行うことのできる行動として、玄関を開けたら大きな声で呼びかけるなど工夫すると一人暮らしの女性でも安心です。
まとめ
このように普段意識していない行動が防犯の面からみると危険な行動である場合も少なくありません。
もし今回紹介した中で思い当たる行動があったら、この行動は危険だと意識するだけでも変わってきます。
一人暮らしではすぐに頼れる人がいなかったり、電話や配達の対応を全て自分で行わなければならなかったりと忙しいですが、
安心して生活がおくれるように危機意識を高め、防犯対策となる行動を心がけると快適に過ごすことが出来ます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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