アイスクリームといえば、バニラやチョコレート味だけでなく、さまざまなフレーバーが楽しめる子供から大人まで人気のデザートの一つです。
そんなアイスクリームが、昔は薬として利用されていたというのです。
また、アイスには賞味期限が無いなど今回は、みんなさんが大好きなアイスクリームの意外?と思える話題をご紹介します。
アイスクリームは昔は薬だった?
夏になるとアイスクリームが恋しくなりますね。
アイスクリームは、夏のスイーツの一番人気といってもよいでしょう。
しかし、このアイスクリームが旧約聖書に載っていたことをご存知でしょうか?
アイスクリームは、兵士たちの疲労回復の薬として、また戦意を高める食品として利用されていたというのです。
アイスクリームが旧約聖書に記されているほどの昔からあったなんて驚きですよね。
デザートとしてアイスクリームを食べられるようになったのは、16~17世紀だといわれています。
そして、初めて日本人がアイスクリームを食べたのは1860年に遣米使節団が咸臨丸で渡米したときとされています。
その頃のアイスクリームは、現在のアイスクリームのように生クリームを練り込んだものではなく、
天然の雪や氷に果汁や蜜などのシロップをかけたものだったようです。
日本には、幕末から明治にかけてアイスクリームがはいってきました。
現在のような製法技術がなかった時代ですが、それでも当時のアイスクリームは大変高価なものだったようです。
アイスクリームには賞味期限が無い?
他の食品には賞味期限や消費期限があるのに、アイスクリームにはそのような表示がないのはなぜでしょうか?
答えは、アイスクリームには賞味期限がないのです。
それでは、なぜないのでしょうか?
それは、賞味期限の表示を管轄している農林水産省の資料によると「賞味期限が長く、
日持ちするものは表示を省略することができる」とされています。
それではなぜ、アイスクリームは賞味期限が長くて日持ちすると判断されたのでしょうか。
店頭でのアイスクリームはー18℃以下の冷凍状態で保冷されています。
-18℃以下の温度では微生物が増殖しないということで品質劣化が極めて小さいということで、アイスクリームには賞味期限が設定されていないようです。
ところで、家庭用冷蔵庫における冷凍室の温度はJIS規格によると-18℃以下と決められています。
だから、いつでも安心して食べれるということになります。
しかし、店頭で購入して冷凍室にいれるまでに―18℃以下の環境が保てるかは疑問だといえます。
あとは、自己判断といえることでしょう。
アイスのコーンはトウモロコシではない?
近頃では、観光地の名物の一つにもあげられる「ご当地ソフトクリーム」の土台ともなっているコーンですが、実はトウモロコシは一切使用されていません。
「コーン」は英語ですが、トウモロコシのコーン{corn}ではなく、円錐形のコーン(cone)の意味なのです。
ソフトクリームに使用されているコーンの主な原料は小麦粉です。
ソフトアイスクリームの容器として、片手で手軽に食べることを可能にした土台のコーンには、
小麦粉にベーキングパウダーや砂糖、油脂を加えて硬さを調節して、円錐形の容器に入れてオーブンなどで高温に焼き上げて作られています。
ドライアイスは食べられない?
ドライアイスは、氷と同じく食材や飲み物を冷たく保冷できます。
氷よりもドライアイスは長時間保冷が可能なうえに、軽くて持ち運びが便利です。
そんなドライアイスの材料は、炭酸ガス(二酸化炭素)のみでできていることをご存知でしょうか?
本来、気体である炭酸ガスに圧力をかけて液体に変化させます。
この液体を急速に固体にして固めたものがドライアイスということになります。
ドライアイスがとけると再び気体の炭酸ガスとなり、跡形もなく消えてしまいます。
ドライアイスの温度は-79℃と、氷の温度よりも冷たいために長時間の保冷が可能となります。
そのため素手でさわると凍傷になる危険がありますので、ドライアイスをさわるときは、
厚手の軍手などで素早く冷やすものの中にいれるようにしましょう。
ということで、ドライアイスは氷と違って食べることは不可能だといえます。
まとめ
アイスクリームの歴史は旧約聖書に記録されているほどの昔から存在していました。
天然の雪や氷を保冷する技術がほとんどなかった時代では、アイスクリームを食べる事ができる人達は限られていたことでしょう。
現在では、アイスクリームは手軽に入手することができ、種類もさまざまにあります。
また、家庭でもアイスクリームを作ることが能です。
いつでも、どこでも、安心して食べれるアイスクリームはこれからも人気のスイーツであり続けることでしょう。
コメント