もう3年以上、愛用している「折りたたみ傘」があります。
オンオフともに、よほどの大雨でないかぎりは、これ一本で雨の日を過ごしてきたと言っても過言ではないでしょう。
あまり他人の傘の絵柄と被らないもので、自分自身はたまらなく気に入っているものです。
とはいうものの、長年愛用しているものの、最近すごく気になっていることがあります。
久しぶりにお気に入りの傘を開いてみると、汚れていたり、嫌なにおいがしたりと、がっかりすることありませんか?
今回は、そんな傘のなぜなぜについて調べてみようと思います。
あわせて、お気に入りの傘を、少しでも長持ちさせる、セルフケアのポイントなんかも、一緒にご紹介します。
傘の汚れや臭いの原因は?
そもそも、なんで傘は汚れたり、臭くなったりするのでしょうか?
原因の一つは、雨水には降ってくる途中で大気中の排気ガスや塵(ちり)を取り込んだり、季節によっては黄砂やPM2.5が混ざることもあります。
目に見えない汚れが雨水に含まれていることを知りましょう。
ふたつめは、生乾きによるカビや雑菌、特に“モラクセラ菌”という日常生活でどこにでもいる雑菌などによる生乾き臭です。
傘を素手で触ったときなどに付着した皮脂と雨水の水分で盛んに繁殖し、臭いのもとになってしまいます。
とくに、折りたたみ傘は、突然の雨に大活躍しますが、外出先だと、ついつい十分乾かさないうちにしまいこんで、忘れてしまうなどすると臭いを助長します。
傘を洗う中性洗剤・重曹を使う?
傘を洗うと言っても、ジャバジャバ~と言う訳にはいきません。 「汚れ」と「臭い」に分けて紹介しましょう。 まずはじめは、「汚れ」です。
⦁ バスルームに傘を広げる。
シャワーが使えて濡れてよい場所に傘を広げ、全体を濡らす。
⦁ 洗面器(バケツでも可)にぬるま湯を入れ、食器洗い洗剤やおしゃれ着用洗剤などの“中性洗剤”をとかして「洗浄液」をつくる。 濃度は洗面器に大さじ1杯程度です。
⦁ タオルまたはスポンジに「洗浄液」を含ませ、なでるように洗います。 汚れの強い部分は傘の骨をいためないはんいで、重点的にこすります。
⦁ 「洗浄液」が残らない様に、シャワーで充分に洗いながします。
⦁ 乾いたタオルで、傘の水分をふき取ります。
臭いを落とす方法
⦁ 折りたたみ傘ならバケツに、長傘(なががさ)ならば浴槽に、傘が浸るくらいの深さに水を張ります。
次に、水1ℓに大さじ1杯程度の割合で、“重曹”を溶かします。
⦁ 重曹を溶かした水のなかに、傘を半開き(留め金を外してバタバタした状態)にして2時間ほど浸け置きします。
⦁ 浸け置きが終わったら、“温かいシャワー”で重曹を充分に洗い落とします。
⦁ 乾いたタオルで、傘の水分をふき取ります。
洗ったあとの乾かし方は?
洗い終わった後は、傘をキッチリと広げた状態で、日陰干ししましょう。
特に骨組みなどの金属部分は、水気が残っていると錆びやすいので、水気は充分にふき取ります。
防水スプレーで長持ち?
使い続けるうちに、傘の撥水性は弱まってくるのを経験した方は、結構いらっしゃると思いますが、
汚れと臭いが落とせたら、もうひと手間かけると傘をベストコンディションにできます。
それは、汚れや臭いがなくなり、乾ききった傘にドライヤーを当てると、撥水加工を復活させることができます。
傘の生地から10cm程度はなし、ドライヤーの温風を当てることです。
骨と骨、骨と生地の間とか、骨の先端など細かい部分にも念入りに温風を当ててください。
温風ドライヤーで回復しないときには、“撥水スプレー”をつかいましょう。
商品の種類によって、噴射間隔は異なりますから、商品の説明書をよく読んでください。
それと全ての“撥水スプレー”に共通なのは、必ず屋外の風通しの良い場所でスプレーすることです。
まとめ
最近は「ビニール傘」が流行っていて、長傘(なががさ)や折りたたみ傘をつかう人が少なくなっている気がしますが、
長雨の季節だからこそ、布地で気に入った柄の傘は、持っているだけでもいい気分になれます。
良いものを長く使ってゆきたいですね。
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