梅酒といえば、最近では酒造メーカーが作った梅酒を簡単に手に入れることができます。
何とか梅の本造りとか三年物の梅酒の古酒だとか、色々出回っています。
確かに梅酒は好きなんだけど、でも、買ってきた梅酒は何かが違う? なにか物足りない・・・
で、家呑(いえのみ)だからこそ、おいしい梅酒が飲みたい!が、高じて自分で梅酒を作り始めている方々へのお話です。
梅酒を漬け込んだらそのあとは、ひたすら、おいしい梅酒が飲めるその時を待つだけです。
ところで一つ気になることは、梅酒に漬け込んだ梅は、どうしましょうかということです。
ず~っと入れておいても良いのか、あるいは途中のどこかで取り出した方が良いのか迷いますよね。
そこで、梅の実を取り出すタイミングについてご紹介します。
それともう一つは、梅酒のビンから取り出した、多量のアルコール漬けの梅の実です。
確かに熟成してとても美味しくなりますが、そのまま食べたのではアルコール度数も高く、
子供や妊婦さん、あるいはお酒の苦手な人にとっては、そう簡単に食べられるものではありません。
そんなときの再利用の方法などもあわせてご紹介したいと思います。
梅酒の梅を取り出すタイミングは?
梅酒の梅の実はいつ取り出すべきななのか?
料理レシピ本や「クックパッド」などのネットレシピを見てみても、おおざっぱなものから、
きっちり〇〇ヶ月後なんて書いてあるものまで千差万別と言うのが正直なところです。
では、いったいいつなのか? これらのレシピに共通している「あるポイント」に気が付きました。
大切なのは、「保存状態」です。
「保存状態」をベストにしてあればこそ、梅酒から梅の実を取り出すタイミングはいつなのかです。
そこで、まずは初めにキーポイントとして、この「保存状態」をベストにする方法を見てみます。
⦁ 漬け込むお酒はアルコール度数35度程度のお酒をつかうこと。
なぜアルコール度数の高いお酒をつかうのかと言えば、梅の水分によってお酒は希釈され、アルコール度数は低くなります。
その結果、雑菌により、腐敗しやすくなるのを防ぐためです。
⦁ 梅酒のビンは熱湯で煮沸消毒し、その後お湯を捨ててから、キレイな“ふきん”で水気をよくふき取り、日光消毒しながら、完全乾燥させます。
雑菌の除去です。
⦁ 青梅は、ひとつひとつ流水でていねいに“手”で洗ってください。
そのごカビを防ぐため、水気(みずけ)はきっちりとふき取ってください。
その次は、竹串で一個一個“ヘタ”をとってさらに水気を取ってください。
梅酒からエグ味がなくなり、さわやかな味わいになります。
⦁ ビンの中に、青梅と氷砂糖を交互に敷き詰め、口元近くまで“ホワイトリカー”を注ぎ、きちんと密封し、涼しくて温度変化の少ない暗い場所に保管します。
これで「保管状態」は完璧です。 で、漬け込む時間は一般的には「3ヶ月~半年」後に梅の実を取り出すと言いますが、
この場合は梅酒はきれいでサラサラしていますが、コクとかあじわいには欠けます。
最低でも1年以上は漬けておきたいものです。
そうすることで青梅のエキスが浸透し、味わい深い梅酒になります。
梅酒の実の利用法は?
梅酒から取り出した大量の梅の実は、どうしようか悩んでいる方は多いのでは?
そこで、上手な活用法です。
一番ベストな使い方は、魚や肉と一緒に煮てさっぱり味の煮ものを作るです。
青魚と一緒に煮れば、適度な甘さがコクを増し、子供にも人気です。
もう一つは豚バラ肉と一緒に煮れば、梅の酸味が脂のしつこさを消し、とても美味しくなります。
他にはレーズンやオレンジピールなどと一緒に、パウンドケーキに入れて焼けば、ちょっと変わった美味しいケーキになります。
まとめ
梅は季節の食べ物なので、1年に1度しかでてきません。
ぜひ、初心者でも簡単に作ることのできる梅酒に挑戦してはいかがでしょうか?
大切なことはセオリーどうりに進めて、ベストな「保管状態」を保ちましょう!
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