社会の情勢が大きく変わり、採用面接において、Skypeやzoomなどのツールを使ったリモート面接を導入する企業が増えてきています。
これまでは面接の日程が調整できずに参加できなかった、企業の面接や、
住んでいる地域とは別の離れた企業に応募できるなど、さまざまな利点がある一方、
直接会って雰囲気や言葉遣いを見る対面コミュニケーションではない分、注意しなければならない点があるのです。
そもそも対面の面接と疑問と面接では聞かれる内容や自身で準備しておくことは基本的に変わりません。
しかし、相手が目の前にいないことで微かな表情の変化や話す時のジェスチャーなど伝わりづらくなってしまいます。
もしかしたら、既に大学や友人との飲み会などでそういったオンラインのコミュニケーションを経験したことがある人もいるかもしれませんが、
操作や機能に不慣れで、画面の奥の人物に集中することができなかったり、
思いがけず電源が落ちてしまったりといったアクシデントが起こったことが1度はあるのではないでしょうか。
就活でリモート面接をするには、大学の授業や友人との会話とはまた違った点に気を使わなければならないため、
しっかりとどこに目をつければいいのか把握しておくことが大事です。
今回は基本的なリモート面接での注意点を紹介しますので、ぜひ今後の就活に役立ててみてください。
服装の確認をすること!
まず、大切なのはリモート面接だからといって服装や化粧をおろそかにしてしまっては相手である面接官に失礼だという意識を持つことです。
いくら画面越しだからといって、そういった小さな気の緩みや、バレないだろうと思って行った行動はそのほとんどは企業側には筒抜けになってしまいます。
さすがに部屋着のままリモート面接を受ける人はいないと思いますが、
企業側とオンラインで話をする際は、リクルートスーツやオフィスカジュアルのようなその場に合った服装を選びましょう。
企業によっては、清潔感のある服装や化粧であれば問題ないとされることがありますが、
やはり面接という場であることに変わりはないので、就活生らしくその企業を尊重した服装、
そして社会人として責任感のある人間であることをアピールしておくことが大切です。
ちなみに、企業の社風によって面接でどんな服装をすれば良いのかが変わってきますので、
予め人事担当者に服装を聞いてみるのも一つの方法だと思います。
相手方に服装といった基本的なことまで聞いてしまうのは、幼稚で不快感を与えてしまうのではないかと不安になる方もいるようですが、
日本の中でリモート面接がまだまだ主流ではないことを考えると、
そういった疑問が出てくるのは当然であり、遠慮なく質問しても担当者は不快に思うことはありません。
ただ、女性の場合、化粧をするかと思いますが、リモート面接をする部屋の光の加減や画面の光が当たることによって、
自分の化粧が派手に見えてしまったり、暗く見えてしまったりすることがあります。
事前にパソコンを置く位置やカメラの向き、光の調節など、どこかで練習しておくといいかもしれませんね。
また、パソコンにマイクやスピーカーが付いていないという場合は、
イヤホンなどを刺して使用するかと思いますが、そういった場合イヤホンマイクを用意すると便利なことが多いようです。
PCのマイクやスピーカーではハウリングが起きやすく、面接が中断してしまったり、
始められなかったりすることがありますが、イヤホンマイクを使用すれば、ハウリングの心配もなく、
また音声も聞き取りやすいので、面接時には役に立ってくれることでしょう。
自宅の部屋からアクセス注意は?
リモート面接を行う際は、自身の外見にも気を遣う一方、周囲の環境を整えることがとても大切になります。
まず、リモート面接を行う場所ですが、面接官と話しやすいように静かな場所を選び、
その部屋の整理整頓をしっかりとしておきましょう、カメラ越しに表情が伝わりやすいように明るい場所を選ぶと少しは話しやすくなるかもしれません。
自分が面接官だと想像すると初対面の就活生が面接を受ける際、部屋が汚かったり派手なものばかりが置いてある、
時に、あまりいい印象は持てないと思います。
その考えを自分に置き換えて、カメラに映るところだけでも綺麗に掃除してみてください。
理想は白い壁やカーテンが見える場所を背景にして生活感のあるものを写り込まないようにすると、
面接官が就活生のみに集中することができ、自分の良さを十分アピールすることができると思います。
もし1人暮らしをしている場合には背景でベッドが見えてしまったり、
ぬいぐるみやキッチンが見えてしまったりすると話に集中しづらくなって面接官も気が散ってしまうので考えものです。
しかし、部屋が狭くてどうしても片付けに限界があるという人もいるでしょう、
そうした場合はウェブカメラを斜め上に移してベッドが隠れるようにしたり、
机の位置を変えて部屋の中が写らないように工夫するといったことが求められます。
ちなみにズームの場合には背景を差し替える機能がありますが、リモート面接で背景を差し替えるのは、絶対にやってはいけない行為です。
もちろん友人との飲み会などで部屋を映したくないという理由から、背景を変えるのはいいのですが、
企業側に対して、ズームの背景を差し替える時はあくまでも社内のチームミーティングなどある程度気の知れたメンバーで打ち合わせを行う時だけになります。
そのためリモート面接はフォーマルな会議となりますので、差し替え機能は使わないようにした方が賢明でしょう。
メモやノートといった筆記用具が必要な場合には、パソコンを置いている机の下に隠しておくなど、できるだけ見えない位置におくことをおすすめします。
最初の挨拶はハキハキとすること!
面接の際、普段からハキハキと話すことを意識している人はいいのですが、
オンラインでの面接では、小さな機微などが分かりづらくなってしまいます。
そのため普段からそういった話し方やジェスチャーの意識をしていないという人は、
常に大きくわかりやすく口を動かしたり、笑顔でいると言った工夫をしてみてください。
ただ、基本的に大事なのは落ち着いて話すことです。
オンラインなのだから緊張しないということはありません。
対面でなくとも、画面の向こうには面接官の方がいて、
こちらは審査される側だということを思ってしまうとどうしても肩がこわばって早口になってしまったり、
要領を得ない内容を話してしまったりといった初歩的なミスをしてしまいがちです。
そういった人は視線をキョロキョロと動かしてしまうこともありますので、視線はウェブカメラのレンズを見て話すということを頭の片隅に置いておきましょう。
もちろん面接が終わった後の対応も人事担当者には見られています。
最後のお礼の挨拶までしっかりとして面接を乗り切ってください。
まとめ
今回はリモート面接で注意するポイントについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
最近はインターンシップもオンラインでやる所が増えてきて、新たな時代の流れを感じています。
どうしても最終的には会って話したいという企業も一次面接はリモートを活用するというところも増えてきているので、
部分的にでも導入することができれば就活生や面接担当者ともに便利になる一方、注意すべき点も新しく発生するのです。
ぜひ、どこに注意すべきか、自分の喋り方はどうかなど、客観的に見ることで就活の参考にしてみてください。
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