夏の疲れをいやし、来るべき冬に備えて、秋は栄養豊富な飛び切りの食材を美味しく食べましょう!
という事で、今回は「食欲の秋」についてのお話です。
なぜ秋になると食欲が増すのかと言った、食欲の秋の由来や意味について、また意外な食べ物が旬などご紹介します。
食欲の秋の由来や意味は?
「食欲の秋」の由来については諸説あるそうです。
栗やさつまいも、梨、ブドウ、それから私達の主食となるお米など。
秋は旬の食材が多く、食欲がそそられます。
食べる楽しみこそが醍醐味だ、といった意味合いの言い回しからだと言われています。
やがてそれが世の中に広まり、人々の間に浸透し、今日に至ります。
味覚の秋という呼び方もあります。
今でこそ、ビニールハウス(温室)での栽培は当たり前ですが、昔は雨の日も、夏の暑い日も、耕された(たがやされた)畑で、農作物を栽培しました。
そして、そのとき採れた食材は、その時期のうちに、美味しく食べるという習慣が根底にあったのだと思います。
季節の食材は採れたてのうちに味わう、という昔の人たちの考え方が由来として定着したのだと思われます。
「食欲の秋」の意味
なぜ秋になると食欲が増すのかという事です。 そこには以下のような二つの要因が有るからだと言えます。
(1)「セレトニン」の分泌量が減る。・・・セレトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、満腹感を与えて食欲を抑える働きがあります。
この成分は、日光に当たる時間と比例していて、日光を浴びる時間が短いと減り、長ければ増えると言われます。
よって、秋になると日光を浴びる時間が短くなり、セレトニンの分泌が減り、食欲が増します。
(2)気温の低下による。・・・寒くなって来ると、体内の脂肪を燃焼させて体温を保持しようとします。
基礎代謝が上がれば、その分多くのエネルギーを消費してしまうので、
本能的に冬を越えるための準備として体に多くの栄養素を取り込もうとして食欲が増します。
食欲の秋に旬を迎える意外な食べ物とは?
「食欲の秋」には色々な食材が“旬”を迎えますが、その中には、秋が旬だったの?なんて思ってしまう食材があります。
秋が“旬”の意外な食べ物を豆知識として覚えちゃいましょう!
○鰻(うなぎ)・・・「土用の丑の日」のイメージが強いので、夏に旬を迎えると思われがちですが、天然鰻の旬は、実は秋~冬なのです。
秋頃のウナギは、旨みも、脂もたっぷりのっていて凄く美味しいんです。
夏と秋のウナギを食べ比べるのも楽しいですね。
○鱧(はも)・・・夏に旬を迎えますが、秋にももう一度、旬を迎えるのが「はも」です。
秋の時期の「はも」は「落ちはも」と呼ばれ、秋初頭の産卵後に、体力回復の為、餌たくさん食べるので、秋口には脂がたっぷりのって美味しくなります。
○春菊・・・春菊というくらいですから、旬は春と思いきや、秋~冬が一番おいしい季節です。
茎や葉はやわらかく、とても食べやすくなりますし、また香りも一番強くなる時期ですから、ガッツリ春菊の旨さを堪能できます。
まとめ
「食欲の秋」だからと言って、食欲のままに食べていたら、私もそうですが、あっという間に太ってしまう人が多いですよね。
ズボンがはけない、、スカートが入らないと嘆く前に、
①まずは、野菜や海藻類から食べる。
②お茶やお水などノンカロリーの飲み物と一緒に摂る。
③食べながらも、きれいな姿勢を維持する。
④会話を楽しむ。
などなどが食欲をコントロールして、太りにくくしてくれる!? これ結構、効果的だという話です。
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